ブロンプトンでロンドン3日目。今日はBWC2024当日である。

 

5時半に起床。6時半に朝食。レースは11時スタートなので、しっかりいただきましょう。

 

朝方、雨が降ったようで路面が少し濡れていたが、天候は回復傾向にある。8時、運河沿いの道を通ってコールドロップスヤードのBWC会場へ急ぐ。9時からレジストレーション開始だ。(早めに行って、ほかの人が居ないうちにコースをもう一度確かめたいというのもある。)

 

コールドロップスヤードはホテルから近くブロンプトンで10分もかからない。見ると、ブロンプトンが続々と集まってきている。

 

9時になったので受付を済ませる。

 

本日のレースに起用するのはおなじみ二号機。オリジナル外装2速(Cライン)を外装4速(Pライン新ギアシステム)にアップグレード。そして、チェーンリング58T、リアスプロケット11-12-14-16Tとやる気満々の「決戦仕様」である。

 

会場ではいろんな派手オジサンにお会いした。まず、金色の百式おじさん。ホズさんの百式ブロに乗せてみたい。

 

パイナップルおじさん。パイナップルどうするんだと聞いてみたら「レース中に投げる。キャッチできなかった人はそこで失格になる」とアホなことを言っていた。でも同じグループで走ったら、結構しっかりと走れる人だったのでおどろいた。ちなみに走行中はパイナップルを持ってなかった。

 

コースは一周850メートル。クリテリウム形式で、予選は5周、決勝は10周の勝負となる。ショッピングセンターの中を駆け抜けるという、とんでもない独創的なコース設定である。途中、シケインを通過して直後の落差(階段を急ごしらえのスロープにしてショッピングセンターの地階へ降りる)で急加速させてホームストレートを高速走行させるというレイアウトはなかなかトリッキーだ。

 

選手500人は11時~のHEAT Oneと13時~のHEAT Twoに分けられ、ゼッケン番号順に50人ずつがスタートする。私は55番、HEAT Oneの二番手スタートだ。

 

11時過ぎ、HEAT Oneの二番手50人がスタート。ゴープロの撮影開始操作に手間取って5秒ほどロス。おばかさんっ!

 

フル走行動画はこちらです。

 

スタートに手間取る間に17~18人に先行されてしまった。地道に一人ずつ抜いていくしかない。

 

11人(*)ほど抜いたが3人に抜かれ、最後の1ラップで一度は抜いたグリーンジャケットと競り合って負けた。あとで映像を見て反省点いろいろ。もちろん決勝進出ならず。

(*)周回遅れは除く

 

16時、ファイナル(決勝)を観戦。勝ちあがった50人が10ラップで勝負する。出ているのが皆、化け物のような連中なのを見て、震え上がる。私なんかまったくお呼びでなかった・・・。

 

そんな連中のなかでも、最初の一周目からぶっちぎりの速さを見せたのは、ピカデリーブルー(機体/シャツ)の若者だ。

 

LAPごとに差は開くばかりです。結局、ピカデリーブルー君のぶっちぎり勝利でした。

 

ガッツポーズはウィルCEO。今日の実質的なwinnerはBWCを復活成功させたあなたでしょう。

 

続いての女子決勝は1ラップオンリーの短距離/短時間決戦。約40人がスタートダッシュ、各自のブロンプトンめがけて全力で走る。

 

駆け足が超速かったターキッシュブルーの機体+オレンジ色ドレスの女性が先頭。ダッシュでブロンプトンに駆け寄り、機体の展開から走行開始までがダントツに早かった。結局、スタート時の大きなリードによりわずかに追走者を躱してゴールイン。

 

表彰式。CEOのウィルのスピーチから始まって、

 

女子優勝はLouise Kips。スタート時のブロンプトンまでのダッシュとunfoldingの速さが勝因でした。(マジ足速かった。動画ぜひ見て下さい。)

 

そしてブロンプトン最速人類はConnor McCorbrick。1周目から2番手以下を10秒以上引き離すブッチギリでした。ウィルが「スゲー爆走してたけど朝飯いったい何食べた?」とからかっていました。

 

ウィルの「何が君をそこまで駆り立てた?」的な質問に対するコナーの返答「とにかくブロンプトンが欲しかった」に会場には笑い。(ピカデリーブルーの2022年モデルCラインアーバン外装2速の良い機体をもう持ってるじゃん。)

 

ウィルとコナー君の一問一答に盛り上がる参加者及び応援に来ていた家族・友人たち。みんなブロンプトンが大好きなのです。

 

お決まりの・・・というわけでもないのだが、今回は副賞のシャンパンで『champagne celebrations』です。

 

そのあとはドリンク券で乾杯して健闘を称えあった。サイコーの一日となった。

 

~~~~~

 

ブロンプトンジャパンの新社長がBWC Japan開催に前向きなのでとても期待している。BWC2024のセンス抜群のフォーマットに倣って、日本でも都会のおしゃれなところにコース設定してくれるといいな(できれば丸の内でクリテやってほしい)。そのうえで、力のある人が優勝して以前のように日本代表として本国BWCでも入賞してくれるとすごく嬉しいです。もちろん私は今後もいける限りBWCには出て優勝を狙う皆さんを応援・サポートするつもり。

 

 

BWCに関するニュース記事をみつけましたので引用しておきます。

 

 

While the sporting world's focus may be on the UEFA EURO 2024 championships in Germany, this past weekend (June 22) London welcomed the return of the Brompton World Championships (BWC) with 500 competitors racing in a one-of-a-kind criterium circuit at Coal Drops Yard, Kings Cross.

Famed for its iconic folding bikes, British cyclemaker Brompton has hosted the event worldwide since 2008, captivating cyclists and spectators by encouraging them to race in creative, non-lycra outfits. Much like the years before, London's BWC was packed with a melange of dazzling costumes that added to the party atmosphere, taking over the urban settings of Coal Drops Yard for a bustling expo village and events for all to enjoy (on wheels or otherwise).

The London BWC course was one of the most innovative to date, featuring a ramped descent with a dynamic sprint through Coal Drops Yard's "amphitheater", a sharp turn at Granary Square, and a 200m full-gas dash along the VIA Straight. Competitors went head-to-head for a slew of prizes, with the fastest male and female participants riding away with one-of-a-kind BWC-themed Brompton bikes.

Outside of the race, participants also had the chance to compete for best dressed, fastest fold, and longest hold of a Brompton T-Line. Meanwhile, the Brompton community also enjoyed free test rides, live entertainment, food stalls, and exclusive merchandise -- making it one of the most memorable BWC events in recent years.

Take a closer look at what went down at the Brompton World Championships London above.

 

 

関連記事:

 

(BWC関連)

 

 

 
 

 

 

あなたの清き1クリックをお願いします!

 

にほんブログ村 自転車ブログ ミニベロ・折りたたみ自転車へ にほんブログ村 旅行ブログ 源泉掛け流し温泉へ