(記事が長すぎたので前編・後編に2分割しました。)

 

ブロンプトンの多段化にはいろいろな方法があるが、変速メカニズムについてはPラインで導入された方式が(サードパーティー品を含め)主流となりつつある。一方、リアホイールに関してはBrommieplusのアップグレードパーツを使って旧リアホイール(外装2速)を多段化(4速化)するのが手軽で安価で最も確実であるというのが個人的な結論である。

 

 

 

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前記事の続き。

 

Brommieplusの外装4/5速化キットを使って、純正2速ハブのフリーホイールを換装し、スプロケットを仮留めしてみた。

 

しかし、このままではセンターが左(ギアと反対側)に5mmほどずれてるようです(ギアサイドを2速→4速に広げたのだから当たり前?)。振れ取りだけでなく、4速化に合わせたセンター出しが必要ということか。というわけで、週末、自転車屋さんにいってセンター出しと振れ取りをしてもらった。

 

みてもらったら「これかなりずれてますねー。やってみるだけやってみます。」

 

雨の日でたまたま手が空いておられたのか、すぐに取り掛かってくださいました。すると完璧に仕上がりました。

 

帰宅して初号機(新リアフレーム)と二号機(旧リアフレーム)にインストールして問題ないこと/後輪がセンターに合っていることも確かめました。

 

まず、新リアフレームの初号機。まったく問題なし。最大22Tまで行けることも確認できた。

 

次に、旧リアフレームの二号機。アップグレードキットに付属している旧リアフレームに装着するための特殊なナットセット(15mm axle extension nut とテンショナーを押さえつけるツバの付いた17mm tensioner nut)を使えば、簡単に取り付けることができる。このアップグレードしたリアハブ、何故か内側から二番目のギアに18Tが問題なく入れられた。

 

通常、P/Tライン純正スーパーライトホイール(リア)だと、三枚目17T、四枚目21Tが限界のところ、旧リアハブのアップグレードだと何故かクリアランスが少しだけ増えるので18-22Tまで行けることが分かったのは収穫だ。今年の富士ヒルへ向けて非常に心強い。というわけで、スプロケコンビネーションを少し攻めて11-13-18-22Tとして、しばらく二号機で使ってみることにした。(但し、下の写真の通り、ディレイラーと22Tスプロケがもうぎりぎり一杯です。)

 

 

 

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純正2速ホイールの4速化が、アップグレードキット+センター出し工賃の総額で1万5千円以下でできてしまうとは、既存ブロンプトンユーザーには吉報かもしれません!個人的には余っていたリアホイールの有効活用になり、大満足です。

 

旧リアホイールをお持ちのPラインホルダーでスペアホイールが必要な方や、CラインUrban(2速)を4速化しようとしている方にとって、高価なハブスミスや安いけどリスクのある大陸系パチモンホイールに手を出す前に、旧リアホイール(外装2速)の4速化/5速化を試してみる価値はありそうです。

 

 

(本ブログは決してサードパーティー品による改造を推奨する意図はありません。仮に同様の改造を取り進められる場合は自己責任でお願いします。)

 

 

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