現地でかなり人気となったらしい19世紀を舞台にしたホラー要素の強い時代劇ミステリー。
オープニングタイトルのバックに流れる背景の情景がとにかく素晴らしい。
以前の事件で知り合った依頼人から行方不明となった姪捜しを頼まれ、水辺に近い村へやって来た時の政府から裁判権も付与されている捜査官が主人公。
そんな政治システムや漢字文化も含めて、中華の影響の強い当時のベトナムの雰囲気がとても面白い。
彼の国では昨今の日本ブームの盛り上がりから、一度廃止した漢字教育を復活させようかとの機運もあるようですね。
どうせなら繁字体でやってくれると、日本人には看板やメニューとかが多少は読み解けていいかも?
ちなみに、オープニングの英字クレジットを直訳するに、作品タイトルは「捜査官キエン:首無しの恐怖」となるのかな?
それをあろうことかアマゾンは「キエン殿」ですよ。
作中のセリフでも、幽霊とお化けや妖怪とかの違いが無いような翻訳だし、転がる生首や遺体描写の残酷感、生理的な恐怖感の肌合いが日本とは微妙に異なることとも重なって、今イチ作品へ乗り切れない。
以前も書きましたが、アマゾンの翻訳レベルは本当にひどい!
そのへんの大学の映研サークルにでも仕上がった字幕作品を観せてチェックしてもらって、ちょっと意見をもらうだけでだいぶ改善するのではないのかなあ?
大した予算をかけずに出来ることは、まだあると思うのですが…。
閑話休題。
作品としてはホラー演出多めですが、最後はミステリー的にもそれなりにまとめ、次作もありそうな気配を残しつつ終劇。
アジア諸国の時代劇も、こうやってジャンル映画にしてもらえると、とても楽しく観られます。
ちょっと長いけどね…。
キエン殿 https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0FMMY3RTR/ref=atv_dp_share_cu_r
