人に作ってもらうシチューこそ至福!


昨夜は、イギリスの女性監督によるホラー映画の話題作を。


いろんな意味で重くて暗いので、はっきり言って観る人を選びます。


舞台は、強権的な政治として記憶されているサッチャー政権下の80年代のイギリス。


デッキとソフトの普及によって、興味本位で世に溢れたホラー映画の残虐描写が実際の犯罪を誘発するという懸念の下、政治的に強化された映画検閲官の仕事に就く女性が主人公。


彼女は60年代に幼い妹が行方不明になったままというトラウマな過去を持ちます。


とにかく暗い。


彼女の顔も心持ちも地下鉄駅の構内もロンドン郊外の風景もすべてが灰色がかってて重い。


ここは、どこの全体主義国家? 


直接的なゴア描写より、映画全体が纏うその陰鬱な空気と彼女の思い詰めた表情に、見ている方のメンタルがやられる感じ。


造形的には美人なんですが、ちょっと付き合うのはご遠慮させてほしいタイプとこちらに勝手に思わせるほどに、本作での彼女の存在感は際立っています。


木乃伊取りが木乃伊になる話と言ってしまえばそれまでですが、それにしたって、手斧で首を横薙ぎにして落とす直接描写よりも、彼女の心の中の闇の方がよっぽど怖い。


最近の作品ではあるものの、舞台設定や、作品へのアプローチスタイル自体は、ストロングスタイルの古典ホラーっぽい作り。


救いがないので観られる際は心してご鑑賞を。


それにしても、表現規制してる国ほど犯罪率が高いこの矛盾を何とかしてから、欧米諸国は日本のアニメやゲームなどメディア規制の在り様に文句を言ってほしいもんですよね?


先進国ヅラして上目線で言ってくるんじゃねえよ!


ザビエルが来て何年経ってると思うんだ? まったくどっちが未開なんだか…。


オレ、一神教の教義に人間のそもそもの倫理観を委ねたりすることや善悪二元論で語ること自体に問題があると思うんだけどなあ。


https://synca.jp/censor/