昨夜は、タイとオーストラリアによる合作のモンスターパニック映画を
コレが、意外と個人的には掘り出し物でさ。
おそらく監督さんが過去に観て影響された映画のエッセンスを詰め込めるだけ詰め込まんかの勢いでマジメに取り組んでいるのが、ヒシヒシと伝わってきます。
湖畔の郊外の日常を丹念に描きつつの、いきなりの怪物登場!
観ている側に理解のスキを与えないその畳みかけ。
その手法は、モンスター映画というよりは怪獣映画。
その序盤の展開は見事と言う他ありません。
湖畔に住む姉弟を中心とした家族、地方警察、大学の調査班という三者の視点から物語は進んでいきますが、怪物に噛まれた弟が怪物の意識や視界と同調し始めていることに気づいたあたりから、作品世界に一気にホラー味がマシマシ。
反抗期真っ盛りの警部の娘の女子高生とか、地域の治安の責任者となる警察署長とか、思いの外に登場人物が多くて、ストーリー運びが少し散漫になるものの、特撮のレベルは全体的に悪くない。
襲われる側から見た時に、恐怖にリアリティが生じる、むしろ巨大すぎない怪物のその絶妙なサイズ感も含めて、オレは特撮的にはかなり高評価します。
ストーリー的には、日活のガッパを想起させつつ、市民の避難場所として寺院へ誘導したり、物語の随所に僧侶が出てくるあたりが、仏教の影響の濃いタイ風味。
クリーチャーの造形も何となくクトゥルフ神話っぽさもあって、デル・トロあたりが好きそう。
タイの怪獣映画も悪くないもんです!

