ボードゲームカフェやバーは飲食を楽しめてボードゲームが遊べる
じゃあ、ボードゲームプレイスペースはボードゲームが遊べる…だけ?
まあ、確かにそうなのかな。
ボードゲームを遊んでる人は誰でも感じることだと思うけど、ボードゲームは友達や知り合いと遊ぶほうが絶対に楽しい。
じゃあ、わざわざプレイスペースでお金を払って遊ぶ価値があるのか?
わしは一応経営者でもあるので存在意義が無いとは言えないけど、一緒に遊べる友達が3人くらいいて遊びたいボードゲームを持ってたら、よっぽど気に入った店じゃないと金出して遊びに行かないと思う。
遊びに行きたくなるようなプレイスペースにするにはどうしたらいいのか?
プレイスペースの存在意義があるのか?それとも無いのか?
考えてみる。
【品揃えを充実させる】
自分が知らない持ってないゲームがたくさん置いてある店はボードゲーマーなら気にならないはずがない。
これはある程度の資金さえあれば解決するのでハードルはそれほど高くない。
他店に置いてないゲームがあればそれだけで武器になって集客に繋がる可能性もある。
ただ、マニアはレアゲーは買って手元に置いておきたくなる習性があるので遊べるだけだとアピールとしては弱い。
ついでに、やりすぎるとマニアックになりすぎて一般受けとは程遠いラインナップになりかねないので諸刃の剣でもある。
マニアックになって固定客がつくのは悪くないし経営が成り立つならそれが正解なんじゃけど。
【入りやすい店】
ユーチューバーやメディア露出のおかげで数年前に比べてボードゲームは少しだけ一般的に知られるようになったような気がするけど、それはあくまで一部の超有名タイトルだけの話であって、世間一般ではまだまだボードゲーム=人生ゲームとか?がわりと普通の反応だったりする。
なので、ボードゲームの店?プレイスペース?
人生ゲームを遊ぶ場所?とか思われても全然不思議じゃない。
知らない人には『遊んでもらえば分かる』どころか店内に入ってさえもらえない。
店に入ってもらえば何とかなると思ったらそれも甘い。
マニアックな人達がよく分からないゲームに興じてたら知らない人には異様に見える。
ターゲットをボードゲーム好きな人だけに絞るならそれもありじゃけど、ボードゲームを遊ばない人もターゲットにするなら、なるべくマニアックに見えないような店内の雰囲気を作らないといけない。
それは店内入口の入りやすさや店全体の雰囲気、店員の見た目や雰囲気だったりお客さんの雰囲気だったり、努力だけじゃ何とも出来ないこともあるかもしれないけど…
【立地】
ぶっちゃけ立地次第で多少ボードゲームのラインナップが弱かろうが入りにくい店だろうがカバー出来る可能性はある。
大きい駅前の一等地に店を出せたらそれだけで勝ち組…なのか?
すでに店を出してるならどうしようもないけど、新しくプレイスペースをオープンしようと思ってる人がいたら平日と休日の人通りだけはチェックしたほうがいい。
うちはな〜…あのスペースの広さで家賃の安さと駅近の魅力に釣られて普通電車しか止まらない駅の近くにしたのが間違いだったのか正解だったのか未だに分からん。
おそらく家賃高かったら爆死してた可能性もあるから3年続けられてるってことは正解だったんじゃろう。
実は今の場所に決める前にもう一つ候補があったけど、そこは快速電車が止まる駅の近くじゃけど人の流れが途絶えてる場所で、この3年で店が何回も変わってるのを見ると止めてよかったと心底思う。
人通りさえあればふらっと店内に入ってくれる可能性も上がるので人の流れは大事!
【ゲームの説明をしてくれる】
ボードゲームのルールブックは読むだけだと理解しにくいものも多くあるので、お客さんにゲーム渡して「勝手に遊んでね」だとちょっと無責任じゃし、それなら家で遊ぶのと変わらない。
お客さんに合ったゲームの選別、ゲーム前に遊ぶ気分にさせて分かりやすい説明をすることはプレイスペースの存在意義の1つだと思ってる。
楽しい時間を提供するのがプレイスペースのサービスなので、楽しく遊んでもらう努力は最大限するべき。
【そこに行けばボードゲームが遊べる環境】
色々書いたけど結局一番大事なのはこれなのかな。
あの店に行けば誰か居るから行こうかな。は店に行く大きな原動力になる。
別に遊びに行くだけが目的じゃなく、店員さんや常連さんと話しに行くだけでもいいしボードゲームのルールを読みに行くだけでもいい。
その人にとって居心地がいい場所になれば、その店は成功してると思う。
経営者自身も楽しんで、来てくれるお客さんを楽しませて、常連も初めてのお客さんも楽しく遊べる空間がボードゲームプレイスペースの理想の形だと思ってるのでそれに近づけるように、プレイスペースの存在意義はあります!と胸を張って言えるようにがんばっていこ。
あと、ボードゲームのルールちゃんと覚えよ。