『言わなくてもわかるだろう撲滅運動』に力を入れている菱田です。

コミュニケーション研修などでお伝えしていることなのですが、言葉にして伝えなければ伝わらないということを声を大にして申しております。

何度も言いますが、私の研修はビジネスありきなので、プライベートの場ではお好きにどうぞ。

 

『察して』『言わなくてもわかるよね』『普通は』『常識だよね』などという思考や言動はやめた方がいいです。小さなコミュニケーションミスから大事故に繋がります。残念なことに、経営者にこのような思考をお持ちの方が多かったりします。

企業研修に伺う時、社長さんがたいていおっしゃいます。「普通こういう場合ってこうするのが常識なのに、うちの社員はそこを察することができないんだよね」って。

・・・・・もうね、社長、腕立て100回です、くらいの罪深さですよ。

 

少し前のことですが、とある経営者さんと話をしていた時です。

社員さんの中でも能力の差は当然ありますし人によって個性も強みも様々ですよね、といった話をしていたのですが、その社長さんがおっしゃいました。

「うちに必要なのはさ、僕が「1」言ったら「10」わかって行動してくれるような社員なんだよね」

・・・・・はい、腕立て100回です。

「1」言って「10」わかるって・・・その間の「9」を構成しているのは、受け取る側の想像と主観と偏見でありその要素を価値観でまとめたものです。自分の「9」と相手の「9」が同じであるなどという思考が驚きです。その「9」に相違があった時に「なんでわかんないんだよ!」となってしまう思考がさらに驚きです。なんという驕りでしょう。

相手に「10」わかってもらいたいなら、ご自分が「20」話したらいいと思います。そのくらいやって初めてきちんと過不足なく伝わると思った方がいいです。

 

受け取る側に責任があるという思考の方が多いのですが、実は逆の場合の方が多かったりします。自分が伝えたことが相手に『誤解』されていると思っていることのほとんどが『誤伝』です。

思いは言葉にして伝えましょう。そこからコミュニケーションミスを防いでいけます。

 

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