コミュニケーション能力の高さには、人によって差があります。しかし、この能力は持って生まれた資質ではなく、訓練によって上達します。水泳や楽器の演奏、習字や料理などと同じです。

同じように社交性もスキルです。ですから本人が望むならば、本当は社交的でなくても社交的に見せたり、コミュニケーション能力を高く見せたりすることは可能です。


またコミュニケーション能力は、人間性にはあまり関係ありません。コミュ力が高い=人間力が高い、ではありません。コミュ力が高いからその人は、優しい、器が大きい、思い遣りがある、頭がいい、仕事ができる・・・ではなく、これらは全く別の文脈です。

 

では、そもそもコミュニケーション能力って、必要なんでしょうか?

 

天才と呼ばれる人たちや、歴史上の偉人は、コミュニケーション能力が高かったのでしょうか?

世紀の大発明をした人とか、オークションで数百億の値がつく絵画を描いた画家とか、人類を救う新薬を発明した人とか、世界最高益を上げている企業の創業者とか、宇宙ロケット開発した人とかに、コミュニケーション能力って必要なのでしょうか。

もちろん、生きていく上で最低限必要な他者との交流はあるでしょう。しかし、他者との関わりを円滑にするためのコミュニケーション能力はそれほどなくても良かったのではないでしょうか。

 

一方、私のような何の飛び抜けた才能もない凡人は、他者との無用なトラブルを防ぎ、円滑なコミュニケーションを取れた方が楽なのです。だって、何者でもない私が他者に助けてもらいながら生きていくには、そこそこコミュ力高い方がいいでしょ。

 

結論。コミュニケーション能力は、必要な人と必要ではない人がいる。

私には、コミュニケーション能力は必要なのです。必要のない人には必要ないのです。でもきっと、必要な人の方が圧倒的に多いと思います。だって、ほとんどの人が凡人だもの。

しかし、人によって必要なコミュニケーション能力の種類は違います。

 

企業研修でも、コミュニケーションの研修はご依頼をいただくことがよくありますが、業種や職種によって必要なコミュニケーションの種類は違います。

誰も彼もが、笑顔で感じよく、明るく元気な挨拶ができて、ホスピタリティ精神溢れていて・・・なんて必要なわけではありません。

間違いなく正確に、過不足なく情報を伝達できることの方が必要な人もいます。これもコミュニケーション能力です。

わかりやすい言葉で仕事の手順を教えるのに、明るく元気で感じがいい必要はありません。


組織で仕事をしていく、あるいは、個人で仕事をしていく。どんな仕事をしていて、何を目指してしいるのか。その上で、それぞれの人が成果を出すために必要なコミュニケーション能力は種類が違うのです。経営者がそこを間違えてしまうと、それ自体が社内のコミュニケーションミスとなって従業員を疲弊させてしまいます。

 

コミュニケーション能力はあったほうが良いでしょうが、必要な種類は違います。自分自身にとっても会社の社員さんたちにとっても、本当に必要なコミュニケーション能力は何なのか、間違えないようにしたいですね。

 

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