イギリス英語発音スクール Stellavoce の高島まきです。
英語は「発音・リズム・イントネーション」で ずっと通じやすく、聞きやすくなる
これをイギリス英語を通じてお伝えしています。
--------------
はじめましてのシリーズ、3. イギリス英語は発音でお里が知れる、を初めて知った日 の続きです。
シリーズ全体はこちらからどうぞ。
ドイツにいながらイギリス人学校に通い、日中はずっとイギリス英語漬けの生活をして丸三年。
とうとう帰国することになりました。
日本の高3の9月です。
その後、東京の大学に進み、卒業後あらためてロンドン大学に入学。
ロンドン大学の2年目は、知り合いのつてでご紹介いただいたイギリス人家庭に
1年間お世話になりました。
そこはいわゆる「いいおうち」のご家庭。
家そのものもお庭もインテリアも、本当に素敵でした。
ある日、そこのマダムとおしゃべりしていたとき、英語の発音の話になりました。
当時の私はもう英語はそこそこ喋れていて、
でも目標がネイティブだったので、自分としてはまだまだOKを出せていなかったのですが、
階級による発音の違いのことも少しわかるようになっていました。
私がマダムに、
「私はここ(イギリス)ではしょせん外国人だから、
階級の発音についてはそんなに気にしなくていいですよね?」
と言いましたら、彼女曰く、
「日本にはイギリスのようにはっきりとした階級は無いかもしれないけど、
それでも日本社会の中でのあなたのご家庭の位置ってあるでしょう?
それがどこであれ、
そこより低いレベルにあたる英語を話す必要はないんじゃないかしら。」
はあ~なるほどーーー。
私の実家は知的な活動をよしとする家庭でしたので、
マダムのロジックによると、
そういう家庭の娘である私が、労働者階級のような英語を話すのはおかしいわけです。
このマダムのお言葉には、とっても納得。
以来、それまで無意識に真似していた彼女の発音や表現を、意識して取り込むように努力しました。
続きはこちら→ 5. 日本人が目指すべき英語の話し方のヒントは、小澤征爾さんにあった!