「村、邑、むら」 ‐villageの成り立ち‐ | Britain Park  - 英国政府観光庁 -

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英国政府観光庁の"ブリ子"がお届けする、
イギリスの今が沢山つまったイギリス情報。
さあ、一緒にイギリスの旅へ出かけましょう!

皆さま、こにちは。

牧歌ブリ吉でござんす。

 

やはり英国に戻るとネタが止めども無く出て来ます。

 

今回の帰英目的のひとつは、親類縁者のReunion(再会)でして、80歳の義父の誕生日のお祝いにイングランドを主に近隣諸国から30名ほどが集まりましたのだ。

80歳の誕生日はこの中で一番元気そうなおじいさん】

 
英国ではどの家族でもそうするのか、と言われるとそうでもありません。兄弟仲や親子関係が良くなければ、クリスマスといえどもまったく集まらない家族もいるそうです。





【ひ孫の世代まで一緒に。ブリ吉も孫が欲しいです。笑】

 

当方の場合は妻家族と親類の結束が固いということで、かなりの頻度で集まりますが、冠婚葬祭ほどでもない誕生日の節目に30名あまりの親類縁者が集まることはけっこう珍しいことのようです。

 

私的なことはともあれ、今回、義父誕生日のReunionの場となったのは、Clearwellというウェールズ国に接するイングランド国のGloucestershireの村でした。

 

 

【村の始まりはこのVillage Cross。どの村にも例外なくこの指標があり、中世以前からこのCrossの周辺で市が立ったのです。教会と墓地は村はずれにあります】

 

かつてはローマ街道の宿場町となった水はけの良い街ですが、今では商店は一軒もありません。しかし、有名なコテッジとパブが1軒ずつ存在しています。

 

 


High Streetの片端。谷合いに造られた村。つまり、川の淵や井戸のある土地に人々が集まって共同体が出来る地勢であることがこの坂から伺えます】

 

High Streetと銘打たれた村の本道を行くと、あります。あります。この村を構成した職業の数々が…。Bucher Iron Monger Smith Bakerygarageなどなどの専門職の家が軒並み連なっておりました。

 

 

【かつては馬蹄を打っていた鍛冶屋さん。Smithyとは愛される鍛冶屋さんだったのでしょうか?】

 

人間の営みは中世と近世には大きな違いは無くても、garageの現れた近代ともなれば、その時点でこの村も大きな変化を迎えていたのかもしれません。昔の職業名を屋号にした家が残っているものの、現在は以前の職とは異なった仕事をされている方々の家になっています。


 

 

【ベーカリーと書かれていますが、もはやパン屋さんではありもさん。ご先祖の職業で、そのままこの家の名前になっているとか】

 

集落の成りたちは川などの流水や湧水が基本で、次に道が整備され、市が立ち、そして秩序を司る教会が出来て一つの共同体になります。集落、村、町へと発展していく段階でも、教会の設立は欠かせないものになっています。そして、この邑形態がヨーロッパの街の最大の特色です。

 

 

 

【かつての肉屋さんは、今では豚肉料理レストランの専門店、且つパブです】

 

当地Clearwellはその名のとおり、「浄き湧き水」の共同体です。養豚や養鶏も盛んで、屠殺された家畜の血をClearwellで洗い流して清めていたのでしょう。

 

 



Range Roverの専用ガレージも。こうした田舎では自警団や消防団が発達していて、自らがオフロード車のローバーを所有するべきと自負しています】

 

次回はこの村にある有名ホテルか、ウエールズ料理か、名所の話か、ブリ吉の食いまくり加減か、ともあれ旅行資源についてご紹介することになると思います。

 

以上、ブリ吉でした。

 



 
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