「さて、ロンドンに行こう。…あれ?」空港編 | Britain Park  - 英国政府観光庁 -

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みな様、こにちは。
牧歌ブリ吉でございます。

日本人の皆様が英国に入国する場所と言えば空港ですね。
ロンドン空港と言えば、民間航空機使用でも5つほど、プライベートに使える軍用を含めると、ちょっとした数になります。でも、全部ロンドン空港なのです。

直行便を利用される皆様の入り口はヒースロー空港ですね。

ロンドン中心部から西に18マイル(28 ㌔くらい?)ほど離れたヒースローに空港が出来る以前の1959年まで、ロンドン空港と言えば、ロンドンから真南に13マイルほど下がった辺りにあったロンドン・クロイドン空港なのです。



この空港跡には、↑の画像のように未だに当時の建物が残っていて、メインオフィスだけが博物館とホテル(Aerodrome Hotel  http://www.aerodrome-hotel.co.uk/)を兼ねています。ホテルは閉業する予定と聞いていますが、ホテルレビューの書き込みはまだ続いています。もしかしたら、オペレーションする企業が変わるために、いくつかのウェブでとりあえず閉業と出て来てしまうのかもしれません。


数年前まで、周囲にも当時の面影を残すパブやホテルの跡が数年前まで残っていました。パブの名前がpropellerとか、Shipsideとか、Aviationとか、航空関係者でなければ使わないような航空用語を使った名前の店が並んでいたのです。

飛行機も船同様の扱いをすることが多く、航空会社でも舷側から搭乗場所をShipsideと表現します。飛行機を降りるなり、そこがパブだったら最高ですね。

空港跡の建物では、週に一度お爺様たちが、ボランティアで案内をしてくれます。

1937年には朝日新聞社の主催で、日本人パイロット2名が選ばれ、世界各地に給油経由しながら94時間掛けて、日本からこの空港まで操縦して来たのです。航空服ではなく、スーツ姿で背の高いハンサムな日本人2名が降機した姿を見て、英国空軍はおろか世界の航空関係者をびっくらこかせたという話も聞かされました。

また、予定よりも大分早く到着したことで、大日本帝国の組織力と技術力は、いろいろな意味で世界に脅威と驚異を感じさせたそうです。10年ほど前、ブリ吉はこの事実を調査して、当時書いていたブログに掲載したのですが、3年ほど前にそのブログ全体がプロバイダーによって突然消去されてしまいました。でも、当時の拙情報を反映されたのか、独自でお調べになったのか判りませんが。以下のような詳細な記事が見つかりました。


塚越様は、日英の混血だったようですね。「マッサン」の同時代に飛行機乗りの「ケンさん」もいらっしゃったのです。

 

【サリー州の軍用空港から双発機に乗り込むチャーチル。画像はチャーチル元首相のお孫さんサンズ夫人から掲載許可を頂いておりますが、転載不可です】

第二次世界大戦が始まってからも、この空港は当時の首相ウィンストン・チャーチルが欧州域内の会談に向かう際に使用された空港でもありました。軍事用としてはあまり使われなかったので、ドイツ軍もあまり砲撃しなかったようです。その軍事用の空港は南イングランドにたくさんあります。今でも残っていますが、プロペラ機やグライダー専用として使われています。

ブリ吉のキッズもパブリック・スクール時代はRoyal Cadet Forceという学生連隊の航空隊に所属していましたので、時々近所の空港でグライダーの操縦をしていました。


 

【画像のチャーチルが双発機に搭乗しているのは、この辺り。今では優雅な民間人の趣味としてのグライダー乗り場。戦争は科学技術を発展させましたが、人心を荒ませてしまいました。この平和の風景が有難く思えるご時世ですね】

イングランド南部には飛行場と航空基地(跡)がたくさん残っていますが、ほとんどが第一次と第二次の両大戦の遺物なのです。


 

【空練に向かうブリ吉の娘。2006年頃。半長靴が真新しい】

ロンドン空港は、民間と軍用を含めてたくさんあります。一般的に皆さんが使用される空港だけでも、シティ、スタンステッド、ガトウィック、ルートン、そしてヒースローなどが主にジェット機の発着可能な空港ですが、小型機の空港を含めたら、ここには書き切れないでしょう。

 

【これもサリー州の小さな飛行場。今でもロイヤル・エアフォースが使用中】

クロイドン空港跡地はロンドン・ブリッジ駅からナショナルレイルで40分ほどのWaddon駅下車、徒歩15分のところにあります。あるいは、ロンドン・ヴィクトリア駅からEast Croydon駅で下車してバスで


今回はとりあえず、ロンドン空港のお話しでした。

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