フリーランス女性のための保険活用術 女性ファイナンシャルプランナールプランナーが教える “ココロに効く保険選び” -2ページ目
地震、噴火またはこれらによる津波によって
被災した家や家財の損害を補償する
地震災害専用の保険が地震保険です。

<地震保険が支払われる例>
青地震により火災が発生し家が焼失した
青地震により家が倒壊した
青津波により家が流された

火災保険にはいっていても
地震保険がなければこれらの災害は
補償されません。

被災時の食料や水、家具の転倒防止
などと合わせて防災対策の一環として
ぜひとも活用したい保険です。

地震保険は保険料が高いわりに
補償が少ないから加入はしていない
そんなお話をうかがうことがあります。

そもそも地震保険とは
巨大災害が起きた時にできるだけ多くの人の
当面の生活を支援することが目的で
創られた保険です。

そのため、倒壊した自宅や
使えなくなった家財を元に戻すほどの
補償は受けられません。

ですが、自宅に住めなくなった場合の仮住まいや
日常生活に必要な身の回り品をそろえる資金として
非常時に受取れる補償は心強い助けとなるはずです。

まずは地震保険のことを知るために
こちらからごらんください。

クリック地震保険とはこんな制度です

クリック地震保険に加入するには?

クリック地震保険の補償内容

クリック地震保険はこうして支払われます


「掛け捨て保険」と聞くと
どんなイメージをもたれますか?

保険の仕組みから見ると「掛け捨て保険」とは
桃解約をした時
桃保険が満期を迎えた時
などに戻ってくるお金がない保険のこと

つまり、病気やケガ、ご家族の死亡など
保険を使うことが起きなければ

保険料を支払うだけで受け取るものは
何もないという仕組みです。

良く言えば
解約や満期時に戻るお金を設定していない分
保険料が割安になっています。

でも、せっかく保険料を支払ったのに
何も受け取れないなんてなんだか損をした気分
そんな風に感じる方もいらっしゃるかもしれません。

では、あなたが使わなかったその保険料は
どこへいくと思いますか?

それは、病気やケガをしたり
家族が亡くなるなど

経済的にダメージを受けた人への
支払いに充てられているのです。

この仕組みを「相互扶助」と言います。

1人では負いきれない経済的なダメージを
多くの人がお金を出し合うことで
お互いに助け合っていこう

そんな「相互扶助」の精神から始ったのが
人類最大の発明ともいわれる保険なのです。



保険に加入しているものの
何ごともなく過ごせている人は

知らず知らずのうちに困っている人を
助けているということになります。

無事に過ごせたご自身の幸運に感謝しつつ
人助けができたことを想像できたなら

受取るものが何もなかったとしても
保険に入っていることの意義を少しは
実感できるのではないでしょうか。
人に言われるがままに加入するのではなく
ある程度は自分で理解した上で保険を選ぶことは
同じ保険料を支払うのでも安心感が違います。

とはいえ、数ある保険商品を理解して
自分にあうものを選ぶのはなかなか大変なこと。

そこで、保険商品選びの基礎となる知識を
こちらではお伝えしていきます。

世に出回っている保険商品は数多くありますが
実は基本となるジャンルは3つしかありません。

それは、第一分野、第二分野、第三分野です。

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桃第一分野とは
人の生死にかかわる保険で
生命保険会社が取り扱う保険です。

終身保険、定期保険、養老保険
個人年金保険 など

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桃第二分野
偶然の事故による損害を補てんする保険で
損害保険会社が取り扱う保険です。

自動車保険、火災保険、損害賠償保険 など

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桃第三分野
第一、第二のどちらにも当てはまらない
比較的新しいジャンルの保険です。

医療保険、がん保険、介護保険
所得補償保険、傷害保険 など

第三分野とは病気やケガの治療費や
それによる損害に
備えるジャンルです。

これは第一分野の「人の生死」
第二分野の「偶然の事故」のどちらかに
分類できるものではありません。

その中間的な性質からこれらの保険は
第三分野と呼ばれるようになりました。

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そもそも、第一分野の生命保険と
第二分野の損害保険は同じ保険会社で
両方を取り扱うことはできません。

しかし、中間的な保険である第三分野は
2001年から生命保険会社、損害保険会社の双方での
取扱いが可能となり今
では多くの保険会社が取り扱っています。

リスクに備えたいけど
どこから考えたらよいかわからない

そんな時は
① 自分や家族の生死にかかわるリスク
② 偶然の事故によるリスク
③ 病気やケガによるリスク

どれが必要なのか
この3つのジャンルに当てはめてみると
様々なリスクをシンプルに整理することができます。
申込の手続きから保障の開始までの
期間は保険の種類や手続き方法によって異なります。

早いもので申込と同時に
保険料を支払えば当日から
保障が始まるものもあれば

保険料引落口座の設定など
お時間がかかる場合には
2ケ月ほどかかるものもありますし

がん保険のように一定の待ち期間が
あるものは3ヶ月以上かかることもあります。

年齢によって保険料が変わる商品では
誕生日より数ヶ月早いスケジュールで
保険料が上がることもありますので注意が必要です。

また、「晴れの日にしか傘を売らない」
との例えがあるように
保険は何ごともない時にしか入れません。

健康診断で要注意項目があるなど
曇りの状態でも保障に制限がついたり
時には加入できない事態もおこります。

手続に必要な期間と合わせて
必要な保障を明確にしたり
希望にあう商品を比較検討する時間も
しっかりとりたい場合は
後回しにせずに取り掛かることが
なによりのリスクマネジメントになります。

下記は医療保険や死亡保険など
おもに生命保険会社で扱っている
保険の保障がはじまるまでの流れです。

<保険に加入して保障がはじまるまで>

① 必要な保障を明確にする

② 保険ショップや代理店、インターネットなどで
必要な保障を満たす商品を選ぶ

③ 見積もりをとり比較検討する

④ 加入する商品を決める

⑤ 申込手続きをする
青申込書の記入
青健康状態の告知(診査)
青保険料引落口座の指定

⑦保険料の払い込み

⑧保険契約の成立

⑨保険証券が届く

⑩保障の開始
保険選びや、保険見直しというと
難しそうでつい先延ばしにしたくなる

その気持ち良くわかります

でも、そう言う方の多くは
保障選びではなく、商品選びに
はまっているのではないでしょうか。

現在は、大手保険会社に加えて
ネットで加入できる保険もあれば
クレジットカードなどに付帯しているものなど
とても多くの保険商品が存在します。

CMや広告で流れてくるのは
どれも耳あたりの良い宣伝文句

これでは、どの商品を選べば良いのか
お手上げ状態になってしまうのも
よくわかります。

そんな方にまずお伝えしたいのが
「ご自身にとってどんな保障が必要なのか」
これを知る方法ことです。

それには6つのポイントがあります。

① 誰の保障が必要なのか?

青自分なのか、夫なのか
青子どもの学費なのか など

② どんな保障が欲しいのか?

青もしもの時の死亡保障
青病気やケガの治療費
青お仕事が出来ない時の所得補償 など

③ どのくらいの保障があればよいのか?

青入院1日5千円?それとも1万円?
青毎月の収入の半分?それとも7割? など

④ いつまでその保障が続けばよいのか?

青一生涯続いてほしい?
青とりあえず子どもの独立まで? など

⑤保険料の支払い期間はいつまでにしたいのか?

青お仕事リタイアまでに払い終えたい?
青毎月の負担が軽い終身払い? など

⑥ いくらの保険料なら払えるのか?

青月々1万円まで?
青年間で20万円まで?

ネット保険や保険ショップなどで
商品選びをする際には
この6つのポイントが明確になっていると
失敗がありません。

ご自身でこの6つのポイントを
明確にするのが難しいという場合は
保険の基本をレクチャーしながら
一緒に考えてくれる人を探すことから
はじめると良いでしょう。

保険は、一度加入したら
保険料の支払い期間が積み重なって
住宅費、教育費、老後資金につぐ
大きな支出になることもあります。

保険選びや見直しの時点で
きちんと安心、納得の商品選びを
しておくことが大切です。