PROVIDE 技術講習
板金塗装職人さんより「研磨の事をもっと詳しく知りたい」と技術講習のご依頼を頂きました
いつもありがとうございます
業界は似ている様で異なる事から、板金塗装職人さんからのご依頼も少なくはないのですが、一般的には板金塗装の工程の最後に多くの場合は研磨が入る事もあり「同じ磨きじゃん」と感じる方も多いと思います^^;(業界内保険アジャスターもそう思われている方がいます)
でも、同じではありません
板金塗装の場合は「板金修理→塗装→仕上げ」の流れの中で、最後の「仕上げ」に塗装時の異物除去や肌調整が入るケースが多く、その際に研磨を行います
あくまでも、大きなキズ凹みや損傷ダメージを修復し、リペイントの色合わせに特化している事から研磨仕上げの時間に十分な余裕がありません(保険請求時、研磨仕上げは作業の工数としてカウントされない作業内容)
昔からこの流れで今があるので「板金修理→塗装」は進化していても「仕上げ」の研磨の進化は乏しく感じます
しかし、ディテイリング業界の「仕上げ」は「研磨」に特化していますので、塗装ついでの研磨ではありません(ケースバイケースですが、板金塗装修理と同等の施工時間がかかる事もある内容です)
ここに違いがあります(しかしながら、その違いをわかりこだわる方とわかっていてもこだわらない方、またそもそもわかっていない方、これは職人さんと市場のお客様双方にいます^^;車好きのちょっぴりマニアックな業界ですので当たり前ですね^^)
ということで「仕上げ」の研磨に特化して技術講習スタートです^^
現役職人さんですので、ご案内はスムーズです
多くの疑問はかなり掘り下げたピンポイントの内容、掘り下げる段階で問題があったとすれば自ずと別の答えが出てきます☆
「モザイク?なんか悪いことした人みたいじゃないですかー笑」
「いやいや、目のところ黒線ではなくて」みたいな笑
モザイクなしでOKとの事でモノクロのみで掲載させて頂きます^^
研磨は、塗装面とバフとコンパウンドをリアルタイムで確認し、都度ベストであろうモーションと加圧に変化し続ける必要があります(特に弱い国産塗装では大事です)
バッチリですね^^
サイドパネルの出来事で、今まで繋がらなかった事が繋がると思います^^
ガラス研磨
最後はコーティングのご案内にて終了です
この度は遠方よりお越し頂きありがとうございました
今後のわからないことはなんでもご相談下さいませ^^
もうひとつ
PROVIDE 技術講習
以前より弊社商品をご使用頂いているプロユーザー様よりご依頼頂きました
初めてのご注文が2011年、もう9年のお付き合いになりますm(__)m
いつもありがとうございます
受講者の方、弊社ラインナップをほぼ把握されておりますのでご案内がスムーズ過ぎます^^
研磨粒子の詳細やバフ研磨力の自然の法則を知るだけで、どの様に磨こうかわくわくすると思います^^
イメージ通りになるのかならないのか、闇雲に進めるのではなく戻ることも大事です
「次世代研磨システム・Mastermind」自体が今までの業界の研磨セオリーと異なりますので、今までの常識が非常識になる事もあれば、その逆もあります
ダブル研磨の面白いところです^^
そのダブル研磨において、ハチャメチャなルペスの使い方について警鐘を鳴らす方もいる様ですが…(もっと鳴らして下さい^^;)
という事で、受講者の方はプロフェッショナルな域なのですが、さらに一歩踏み込んだご案内にて技術講習スタートです
クイックなモーションでパネル反響音が心地良いですね(職業病です^^;)
バッチリです
サイドパネルは、今までの出来事の答え合わせの様な結果になります^^
ガラス研磨
最後はコーティングのご案内にて終了です
この度は遠方よりお越し頂きありがとうございました
今後のわからないことはなんでもご相談下さいませ^^
メルセデス「GLE」新車
お乗り換えにてご依頼頂きました
昨年、納車が国内排ガス規制関連の認可待ちとなっていたGLE
認可となり、デリバリー開始直後のコンディション
お客様、欧州車を新車で乗り継いでいる事から、この程度でびっくりしません^^;
想定内という事でいつも通りスタートです^^
まずは下地処理洗浄
ドアヒンジ等の余計なグリスは最初にクリーニングです^^
マスキングして
ボンネット
ブラックブース内では濃淡の磨きムラがはっきりわかります
新車なのにどうして?と思う方もいると思いますが、新車を仕上げる施工ブースがこれらの状況を確認出来ない環境なだけだと思います
そして、オーナーはこれでは納得されませんので…私たち専門店の出番となります
この濃淡のムラ、プロはすぐわかりますが、白っぽいのは実はキズです
じゃ、濃いところは?その差は白ボケを艶出し剤で隠そうとした行為が雑だったためと思われます
白ボケ状態で研磨が終わり、最後は誤魔化す(この業界の常套手段ですが、ディーラーがやるのはわかります^^;しかし、近年ではダブルアクションを使いこなしていない専門店でもこのような行為が行われてしまっています。。)
手前のギラギラはポリッシャーで磨いたキズです
ここにも白ボケ、誤魔化した後に別工程で雑に再修正されたのだと思います(画像中央ちょい左)
このような状態、新車であっても「フルポリッシュ」になるケースです。。
メルセデスの塗装はしっかりしていますので、比較的初期研磨後の仕上げ研磨はスムーズです
「次世代研磨システム・Mastermind」を使えばわかります^^
研磨中
ドアのピラー箇所は新車でもこのようなキズが多いです
研磨後
テールレンズを先に仕上げて…
マスキングを研磨後に貼りたくない箇所を最後に…
下処理洗浄時、熱処理で改善できなかったフェンダー箇所の染み
この箇所にだけ擦ったキズがあります、ということは納車前に誰かが気づいていたという事ですね。。
フェンダーやバンパー箇所にいくつも見受けられます。。
熱処理で改善できなかった際に、ひょっとしたらリカバリーできないケースかも…
と、お伝えしていたのですが…
バッチリです^^
研磨終了後、換気して研磨粉を全て外に…(で、自分のマカンに積もります^^;)
洗車してコーティング施工、フィニッシュです
これぞ新車♪
いや、新車以上ですね^^
いつもありがとうございます☆
それと、スキャングリップ(SCANGRIP)只今一部商品にてキャンペーン中です☆
新作マルチマッチ3もラインナップ!
スキャングリップは、現時点ディテイリング関連のポータブルLED最高峰であると業界内でも認知されてきましたね^^
なんちゃってLEDとは次元が違います
https://provide.shop-pro.jp/?mode=cate&cbid=2312883&csid=0
また、それとは別に安価な使い勝手の良いLEDを手配中です(早ければオートアフターで参考出品できるかな)
これは、様々なLEDを検証した結果、HIDに勝るものではないが十分であるという判断にて、HIDがまともに流通していない現状にてご用意する事と致しました(E26口金の安定器内臓タイプです)
下記画像は、出回っているLEDをより良くしようと試みたものです
あるレンズの角度では用途により、より良くなるのですが…
そのレンズ角以外ではその効果が得られない。。
そして、そのある角度のレンズを妥当な価格で作る事が困難であったため、ベターである現状での設計にて量産する事と致しました^^(見える安価LEDが売りなのに少しの差でものすごく高くなってしまっては…との思いですので、高くても良いから作ってほしいというお声をたくさん頂きましたら再検討したいと思います)
レンズ省く、上記画像のブラックバージョンのイメージになります^^
それと、昨年末にリニューアルした「2020 総合カタログ」是非!(無料です)
それと、「鉄粉/異物除去専用特殊ラバーパッド」
タイプGをリニューアル致しました☆
https://provide.shop-pro.jp/?pid=70372849
前モデルとそう大きく変わらないのですが、製品クオリティが向上しています^^(中国製ではありません)
この手の商品、高いところでは弊社の3倍ほどの価格で流通しています。。
弊社では海外の生産工場と直接取引を行い仕入れておりますので低価格設定となっています
是非お試し下さいませ^^
それと、新商品の「モールブラシH」左、「モールブラシS」右
特に「モールブラシS」のソフトタイプは今までアクセスが困難だった場所にも追従しますのでお勧めです^^(日本製)
https://provide.shop-pro.jp/?mode=cate&cbid=2563800&csid=0
それと、こちらも新商品の「WRカーシャンプー」
大変多くのご要望を頂き商品化致しました
5年ほど屋外放置未洗車の親水状態のパネル、全体を水洗いして…
右側のみ「WRカーシャンプー」使用、艶感UPと共に疎水状態へ(洗車の拭き上げも楽になります^^)
雨が降るとこんな感じに
小雨だとこんな感じに
正直、Brightonでの施工業務では使用するシチュエーションがないのですが^^;(代車のとりあえずの洗車にもってこいです)
他、コーティング専門店ではメンテナンスキット等のお客様へのサポート商品として、中古車販売店では日々の展示車両の洗車に、板金修理整備工場等では日々のサービス洗車にて活躍するアイテムと思います^^
是非☆
それと、先日弊社に取材の依頼がありました(このブログでは弊社→PROVIDE/弊店→Brightonという表記でいつも書いています)
BSR(ボデーショップレポート)という板金塗装業界の専門誌です
当初、研磨についてのお話をお伺いしたいとの事でしたので、お引き受けしたのですが、前日に「様々な塗装に対してのポリッシャー/バフ/コンパウンドの推奨の組み合わせのご提案を」とのご案内がありましたので恐縮ではありますがお断りをさせて頂きました。。(特集記事でもあり、本来メーカーとしてはノーコストでPRできる大変ありがたい企画ではあったのですが…)
その理由は「今までも板金塗装業界はその提案方法でやってきたが、根本的に解決していない」「おそらく弊社の提案に対して疑問が生まれ、その答えに対してまた疑問が生まれてしまう」「板金塗装のついでの仕上げレベルとしての考えでは、手間がかかりすぎると感じてしまうと思う。なぜなら、ディテイリング業界の研磨仕上げは、下手すると板金塗装修理そのものの予算と日数を超えてしまう内容であるケースも存在するから」です
一言で言うと、板金塗装後の研磨仕上げを行なった後に、全く新しい考え方で研磨に取り組む必要があると言う事です(板金塗装職人さんが知る研磨の延長線上ではないと言う事)
これはあくまでも塗装最表層のクオリティの問題であって、研いで塗装を繰り返す中塗りクオリティもそれに伴ったクオリティである必要があります。。
以上の事から、中途半端にご案内したくないと言う思いと、ご案内に対しての疑問にエンドレスで対応する事が困難と言うこと、そしてコアなご案内は「実際に目の前でお互いで確認しないと信じられない」内容を含みます事から技術講習としてご案内しています
なので、今現在はまだ板金塗装業界へコアな部分を上手くご案内する準備が弊社としましては整っていません。。
様々なメーカー車種の様々なオリジナル塗装、新車から経年車までの塗装劣化含めたコンディションから磨き仕上げるディテイリング業界と、自分が選択し塗り上げた塗装に特化して磨き仕上げる板金塗装業界、アプローチ方法は同じでも解決出来ると思いますが、日々自らが扱い慣れた塗料メーカーの材料で塗った塗装のコンディションにて研磨仕上げを行うという事、その方法はもっとより簡素化出来るのではないかと思います。。
弊社の技術講習は、板金塗装業界からも多くのご依頼を頂いております(弊社としましてはとても嬉しく一生懸命ご案内させて頂きます)
「研磨技術の問題を解決したい」という思いにはしっかりとご案内させて頂きたいのですが、その思いがあるかないかわからない方々へ弊社からアプローチすることは現段階ではありませんm(__)m(どのようなご提案が良いのか考えています^^)
下記、一部抜粋
BSR(ボデーショップレポート)(板金塗装業界の専門誌)
2020年2月号(VOL.612)
発行所:株式会社プロトリオス
BSR、昔に比べものすごく進化していますね☆
編集者の方々もより現場主義に近づいてきているとお話をお伺いして感じました^^
今、板金塗装業界もカーディテイリング業界も世代交代の時期真っ最中と思います
今までの殻を破り、新しい世代で正しい情報を共有して行きたいですね☆