ヤマアラシのジレンマ・・・心理学用語
独国哲学者ショーペンハウアー(1788~1860)の寓話に基づき,対人関係の二律背反性を表す為に用いられる名称。寒空に2匹の山あらしが居る。互いに身を寄せて暖め合おうとすれども,相手の体の表面に付いている針が自分に刺さり,苦痛を感じて離れる。そこで体を離すと今度は寒さが身に染みる。それを繰り返す内に適当な距離を見つけ出すと云われる。この寓話の葛藤は互いに傷付かない距離を保持しようとする対人関係に例えられる。
人間関係で悩んでいる人はたくさんいますね。
特に親しくなればなるほど、とげは深く突き刺さり、
傷つけられたときのこころの痛みは、いつまでも忘れられない心の傷に。
そのため、深い哀しみをかかえ、憎しみに変えてしまっている人や、
新しい出会いを恐れてしまう人もたくさんいます。
でも、いろんな人と出会って、程よい距離を見つけていくことは、自分を知ることにもなります。
最近ちまたでは、「ハリネズミのジレンマ」で知られているようですが、
これは、「新世紀エヴァンゲリオン」の題名で使われたからだそうです。
ヤマアラシのとげは、刺さっても外から抜けるけれど、
ハリネズミのとげは、刺さったら、なかなか抜けない構造になっているそうな。
その意味で、わざと変えているらしいですが、
ほんとうは、「ヤマアラシのジレンマ」です。
ちなみに
私と娘。の間では、「ヤマアラシのジレンマごっこ」が流行っています。
その理由は…
次の記事でご紹介します
ご訪問ありがとうございました。
ネームカウンセラーの渡辺愛理でした。