軌道エレベーター -278ページ目

First impact ! (後編)

運転席に乗り込んだ。
レザーシートは純正のレカロが収まっている。
背中のS字を程よく押し戻す、
肩のホールドも、これなら横Gに耐えれるだろう。

インパネは写真等で見知ってはいたが
こんなに、直線的で開放感があったとは!

トヨタのMR-Sはこのテイストを再現したであろう。

そう、930系はインテリアにおいてほぼナローの
再現なのである。
ステアリングもあの4点支持そのものだし。

パワーウインドはこの物件にはない。
丸いグリップを掴んで回す。
内側のドアノブで誰もが戸惑うと
聞いたことがある。
大型の革ストラップと表現すれば判りやすいだろうか?
2.数cm幅の革のベルトを2つ折りにしただけのオープナー。

そして!極めつけがこのシフトノブ!!
look2
見た目、ワンマンバスの床から伸びたシフトバーを
彷彿とさせる。

あるヒトは溶けたバターに刺した
熱したナイフ。

あるいは、ハチミツの瓶に突っ込んだ
スプーン。

どれもソリッドなショートストロークの
ゲート感を言い表したものでないのは歴然だ。

自分は30cmの物差しを思い出した。

じつは左ハンドルを実際に走らすのは
これがはじめてだ。

すべての操作が逆になるわけではない。

ABCペダルはセンターからアクセルだ
かまぼこ板を右上に変倍した形。
これは現行モデルでも変わらない

ブレーキペダルは手前にとても高い。
踏みシロは走ってみなければ
予想もつかない。

クラッチはアクセルペダルよりも申し訳高い。
ベタ踏みで動力がカットされる。

それぞれの間隔はとても広く
足の小さいドライバーにヒールアンドトゥーを
させない気としかとれない。

さぁ、イグニッションキーを点火しよう。
2.7はどの程度ドライブを
自分に教えてくれるだろう。

国産、外車を問わずほとんど全てのスポーツカーが
ポルシェを手本に設計を詰めると聞く。
究極、ここに集約されるのだ!

予想はみごとにうらぎられた。

ノンターボだろうが、このエンジンは
十二分に凶暴だ!
天気の加減もあって幌は閉じているが
屋根板のないバルケッタな車体は確かに
剛性もないのかもしれない。

だが、この背中を蹴り倒すような
強烈な加速感は
2輪で例えるならV-maxかNinja RX-1000Rのそれである。
乗りこなせるものがオーナーだと言っている!

ブレーキは底の方に有効範囲があり、
7割以上が遊びに感じられた。

鬼門のぐにゃぐにゃしたシフトは
どう慎重にさぐっても
何速か定かではない。

信号待ちにはいって
冷静にゲートの位置を確認した。

3速にある。しかもニュートラルが
探り当てられない。
緊張のせいではなく
右手にその情報がinputされていないのだ。

ストール覚悟でアクセルを踏み
クラッチをリリースする。

何の不満もなさそうに
バサバサとFlat6は車体を前へと送り出す。

なんてトルクだ!
これじゃあ何速に入ってたって良さそうだ!

これは、やられた。
ハンドリングもショートホイルベースのため
思っているより顔の向きが変わるのがはやい!

一生、拭えない経験である。

これで、間違いなく自分は
ポルシェに乗る。
そう確信した First Inpact であった。

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First impact ! (前編)

初めて手に触れたポルシェのおはなし。

普通4輪免許を取得し、暫定的にのっていた
国産FF車は前輪のアライメントをやられていた。

ただ同然で友人の父から譲っていただいた
1500ccの4ドア、セダンで
いわば、ありがたい大往生である。

元来、スポーツカー好きで
2~3歳くらいでミニカーやら
車名やらに興味を持っていたのだ。

後輪で地を蹴る乗り物でなければ
自分が乗るには値しない。

中古車外車市場という催し物に、
自前のリッターバイクでふらりと立ち寄った。
look1

934と良く似た外観のそれと
911カブリオレにturboウイングを装着した2台の
ポルシェがあった。

あかいイタ車はこの際はずそう。

本当はナローの廉価版が欲しかったのだ。
今だから、その弾数の少なさは実感できるが、
Boxter以前は、どれも多数派ではなかったからである。

この2台どう見ても
北米西海岸で後付けされた感がある。
正規のエクイップメントなんてものが、70~80年にかけて
あったかどうかは不勉強だが、
あきらかにサードパーティーとジャンクのにおいがする。

聞けば、値段は2台とも大差なく、
RX-7を新車で入手するより安い程度だった。

どちらも2.7リッターで934ルックには
KKK社のターボがほんとについていた。

つまり装備だけは930turboの実力があるということか。

ターゲットはむしろ
ノンターボ2.7のfat bottom 1975年式の
911カブリオレということか。

この、ビッグウイング必要か?と問うと
強制廃熱は有効なパーツだと言う。

ダックテールの夢が泳いで去って行く。

よし、チャレンジ開始!
さっそく、試乗できるか聞いてみた!
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おk、仕事も一段落!

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自分も、おしゃれなお店や、
おいしい料理は大好きなのです。

好きなヒトと食事に出かけるときは
自分にとっても至福の時間なので、
高級でも庶民的でもそのとき食べたいモノを食べにいきます。

まず、相手の気分を知るためにも
「たべたいものある?」って聞きます。
有効な情報や自分の知らないお店だったらそれも楽しいし、

NO PLANなら自然体で食べたいところへ直行!
ありのままの自分でも、
よほどのことがない限り
気分を台無しにはしないでしょ?
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だって、好きなヒトと行くんだもん...。

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