これまで私は、コンク○ルF(ウェルテッ○社)のCHX(クロルヘキシジン)の効果を信じて、科学的プラークコントロールについては知識の刷新を怠って参りました。(懺悔)![]()
この度、北海道でご開業の三上 格先生のセミナーを受け、考えを改めましたので備忘録も兼ねて記載させて頂きます。![]()
まず、CHXですが私が臨床に導入した15年以上前には有効でありました。
何故なら、当時は高濃度(0.36%)のコンク○ルF洗口液が販売されており充分な有効濃度を有していたからであります。
その後、数件のアナフィラキシーショックが発生しメーカーはボトルを大きくし、内容液を希釈して(0.05%)の販売へと切り替えました。![]()
これは、濃度依存性のCHXにとりましては大変大きな出来事であり、海外での使用濃度0.12~0.2%と比較しましても大きな差がついてしまい、薬効を失いました。![]()
現在、日本で販売されているCHXの濃度では抗菌効果等は皆無であり、「ほぼ水と変わらない
」との事でありました。これは、位相差顕微鏡を用いた実験でも歯周病菌に対して無力であることがビジュアルで確認できます。![]()
では、現在国内で流通している抗菌剤で有効性が高いものは何なのか・・・
ということになりますが。
結論から申し上げますと、IPMP(イソプロピルメチルフェノール)+CPC(セチルピリジニウム塩化物)の合わせ技として、システマSP-Tジェル+システマSP-Tメディカルガーグルが第一選択になろうかと思います。![]()
更に、極めるならばシステマ薬用歯間ジェル+フッ素も使われると良いようです。![]()
こちらは、歯間ブラシ用とされていますが、柔らかめの歯ブラシ等を用いて歯間部だけでなく口腔全体(舌・頬粘膜など歯面以外にも細菌は多数付着している為)に「軟膏の様に使用するのが最も良い」との事でありました。![]()
ちなみに、この製品の処方は殺菌成分のIPMP+CPCと抗炎症成分のグリチルレチン酸にフッ素を配合したものでありますが、最大の特徴は使用前はさらさらの液状で細部に行き渡るのですが、唾液等のカルシウムイオンと反応することで、歯周ポケットetc...口腔内ではゲル状に変化して長時間作用する点にあります。![]()
もちろん、毎日の丁寧なブラッシングや歯科医院での定期的なメインテナンスが大変重要なことですが、化学的プラークコントロールで用いられる製剤も日々進化しており、当院でもより有効な製品への入れ替えを行う予定で御座います。![]()
以上、「化学的プラークコントロールを見直そう!」のお話しでした。![]()

















