個々人の幸福度を計る一つの指標として、「労働1時間当たりGDP」があると思います。
「労働1時間当たりGDP」を別の言い方をすると、「時給」とも言い換えることが出来ます。
ある調査によりますと、日本の「労働1時間当たりのGDP」は世界で14位の$14.23であります。
1位はノルウェー の$36.33で、日本の倍以上でありました
我が国は、現在のところ多くの欧米の先進国の後塵を拝しております。
因みに、3位デンマーク$20.81・4位スウェーデン$18.43・5位ベルギー$16.86・6位オランダ$16.86・8位カナダ$16.64・9位アメリカ$16.48・11位ドイツ$15.37・13位フランス$15.03etc...といった具合であります。
日本が経済大国なのは、日本人が勤勉で能力が高い訳ではなく、人口が比較的多くて労働時間が他国より長いからであって、欧米諸国の人よりも能力が優れている訳ではない。・・・ということに、そろそろ気づく必要があると思います。
今後、労働人口が減少を続けるであろう我が国において、いかに「労働1時間当たりGDP」を上げるかは人手不足解消とリンクした、大変重要なテーマになると考えております。
これにより、先進国でトップクラスの自殺率も減り、精神的・肉体的にも豊かな本当の意味での先進国に成れるものだと思います。
この事は、歯科医院の経営者(理事長や院長)も真剣に考える時期に来ていると考えております。
以上、「無駄な長時間労働をやめて人手不足解消!」のお話でした。