診療して居ると解ると思いますが、時間によって患者層がかなり異なります。
午前は主婦など女性がメインですし、午後になると学校を終えた学生さんが増えます。
それから、夜になると、仕事帰りの男性が多かったり。
また、土曜は仕事が休みの方が多いので、男性が多く来院されます。
これは、ザックリとした傾向であって、実際は医院の立地(住宅街・オフィス街・大型ショッピングセンター内等)によっても随分と変わってくると思います。
診療時間の設定は、自分の診療スタイル(数診る派・じっくり派・野戦病院派・自費中心派etc...)と、自分が診たい患者層が来る時間に設定すれば良いと思います。
ただし、基本的な考え方は以下の通りだと思います。
* 最初は診療時間は少なめ、増患と共に診療時間を増やす(従業員には、前もってその旨伝えておくこと)
理由1: 診療時間を長くして怒る(困る)患者さんは居ないが、診療時間を途中から短くすると怒る(来れなくなる)患者さんが出る。
理由2: 診療時間を短くして怒る(嫌がる)スタッフは居ないが、診療時間を途中から長く(多く)すると怒るスタッフが出る。
理由3: 開院当初から診療時間を長く(多く)設定すると、開業してしばらくは予約が埋まらず「繁盛してます感」が出ない。
私も開業時、以前の勤務先に習って木・日・祝休み(祝日のある週は木曜診療有り)として失敗しました。
最初は、患者さんが少ないですから、後から土曜日のみ18時終わりだったのを19時終わりに延長して、代わりに祝日のある週の木曜診療を辞めました。
下のレポートは、その際に会計事務所や事務長など、周囲を納得させる為に書いたものです。
診療時間も含めて、院長は患者さんと従業員の間に挟まれた中間管理職の様なものです。
しかし、高い従業員満足度無くして高い顧客満足度は絶対に得られませんから、従業員にもしっかり対応する事が肝要と思っております。