歯科医院を経営するうえで大切にすべき点はいくつもありますが、結局最後は「心(ハート)」だと思います。
言い換えますと、他人の「心」に如何にして訴えかけるか?・・・という事だと思っています。
患者さんの心や従業員の心、そして自分の心。いかにして心を満たし、いかにして癒し、いかにして仕事を楽しむか。
そんな事を考えながら、この文章を書いていましたが、ある本に答えの一例が載っていました。
この答えは、数ある答えの中の一つに過ぎませんので、当然この答えに対し正解とか不正解とか、いうものでは有りませんが私にとっては、一つの参考になるモノでしたのでご紹介いたします。
一 「24時間笑顔」
仕事中だけでなく、一人で家の中に居ても笑顔です。チョット極端な気はしますが、商人は24時間笑顔だ!これは、「ごはんばー桜CHOPS」という居酒屋さんを経営している、尾形幸弘さんの著書「斎藤一人 無から有を生み出す成功法則」という本の中から引用させて頂いたものです。
また、意図的に筋肉を動かして笑顔をつくると、その情報が脳に伝わり、自然に気分が楽しくなる事が実験で確認されているそうです。
二 「魅力的な言葉しか使わない」
人の気持ちが明るくなるような言葉、肯定的な言葉しか使わないという事です。例えば、ここの居酒屋さんでは、店内が混んできて従業員のキャパシティーを超えそうな時に「テンパってる」と言っていたのを、「喜びタイム」と言い換える事でスタッフやお店の雰囲気がいい方へ変化したそうです。
三 「ほめて・ほめて・ほめる」
斎藤一人さんいわく「人は自己重要感(自己肯定感)を渇望している」と。従って、院長は従業員の自己重要感を満たしてあげる必要があると考え、相手の良い所を見つけて「ほめる×3」をする事を心掛け、従業員も仲間に感謝し、仲間をほめる事を意識的に行う事が大切であるという事です。
その他にも、この本には実に具体的なアイデアが満載であります。出版が2007年(大和書房)と古く、あまり一般書店では置いていないかと思いますが、インターネット通販で有れば中古本が手に入ると思います。
飲食店に限らず、様々な業種の方の良きヒントがぎっしり詰まっていますので、もし良ければご一読下さい。
ところで、歯科業界では「5年目のジンクス」という様な事が良く言われているのをご存知でしょうか?
これは、多少の前後はあれ、大体開業5年目位から新患が急に減るという事なのですが、私は様々な努力やアイデア、そして院長とスタッフ全員が一丸となって一つの目標に向かって進歩を続けて行けば、これは防げるのではないかと考えています。
開業して何もしなければ、すぐに新鮮さが失われ新患は来なくなるでしょう。
皆と同じ位の努力をすれば、5年間位はもつのでしょう。
であれば、常に医院を刷新し改革し、常に新たな事に目を向けていけば医院の鮮度は保たれ繁栄しつづける事が可能ではないかと思っていますメラメラ
その為にも、歯科業界のみに目を向けず、他業種の先輩方(プロの商人)の知恵をお借りして、又自分の脳ミソもフル回転させて新しいオリジナル・ワンの歯科医院を構築すべく、当医院も新たな一歩を踏み出そうと思って居ります。
「よ~し!楽しみながら、突っ走るぞ~!」
最後までお読み頂き、有難うございました。 (o_ _)o