これまで、好き勝手に色々な事を書いてきましたが、まさに百聞は一見に如かずではないか?と思いまして、院内をパシャパシャと撮影してみました。
まだまだアイデアの一部であり、今後も刷新して行くつもりでおりますが「まあ現状はこんな感じなんだね~ 」と気軽に見て頂ければ良いですよ。
まずは、「顔掛けタオル」と呼んでいるモノなのですが、さらし(綿100%)を5枚重ねて折って縫い、丸くくりぬいた物です。大人の患者さんでは99%位の確率で使用しています。もちろん、患者さん毎に交換しますので、約100枚準備して有ります。隅の青い印は、表裏を識別するための物です。
これは、全て手造りでして今は亡きお婆ちゃんや義母のお姉さんなどが縫って下さいました(元々、プロの針子さんです)。毎日洗濯をしますので当然傷みます。従って、これまでに300枚くらい縫って頂いております。本当に感謝・感謝です。また、毎日洗濯をしてくれるスタッフにも、心から感謝をしています。m(_ _ )m
この「顔掛けタオル」によって、根治の薬液が患者さんの目に入ったり、リーマーで傷付けたりといった偶発症がほぼゼロになります。しかし、どれだけ探しても同じ様な作りの既製品は見つかりませんでした。市販のものは薄いタオル地であったりと、私としては納得がいきませんでしたので、結局手作りとなった訳であります。
つづいては、「患者さんへの説明用資料」の一部です。上が「根治や補綴など」の症例集で、中央が大学病院時代の「口腔外科関連」の資料です。下は「開業以降のインプラント治療記録集」となっています。
ポイントは、「手作り・高品質・丁寧・自分の症例」だと思います。これで説明しますと、非常にリアルに情報が伝わると同時に、いかにきちんとした治療をしているか(=きちんと記録を管理し、きれいに整理している。)という事を、患者さんにアピールしやすいのです
患者さんに、「誠実・信頼感・実績・丁寧・正確」といったイメージが伝わる事が大切です。既製品のパンフレットとは訴えかけるパワーが段違いです
続いては、「歯科商品の説明」のファイルです。レストランのメニュー等を入れる為の、割としっかりとしたファイルに入れて有り、写真と値段の他にコメントや使用方法、院内の誰がお勧めしているかを書いています。
下に並んでいるのは、以前書いた「マニュアル化」の一部です。上が石膏の種類、中央が技工士室のスイッチ。下が緊急地震速報が鳴った時のマニュアルです。その他にも多々有りますがとりあえず3点・・・。
今度のは、いかにローリスク・ハイリターン開業(品質を落とさずに、いかに無駄なコストを削減するか)という主題に係る事ですが、「技工用の吸引は普通の掃除機を使う」。
吸引力は抜群、お値段激安、壊れてもすぐ買い替えられる、お手入れ簡単etc,,,良い事ばかりです。裏周りは、これで良いと思っています。(ちなみに、患者さんの目に触れない場所の照明器具は以前コンビニエンスストアで使っていた、逆富士型の蛍光灯照明の中で程度の良い物をチョイスし、リサイクルして使用しています。)
一方で、患者さんに見える部分は清潔で気が利いて、ちょっと洒落た感じで無くてはいけません。当然、各チェアーにはジャケットを掛けるハンガーが用意してあるのですが、最初に買った物のデザインが気に入らず買い直しました。こういう所はケチケチしては駄目ですよ。
表舞台には、徹底的にこだわって一つ一つの小物や、インテリアをコーディネートする気持ちが必要なのです。表舞台と裏方を明確に分けて考える事が、ローリスク(ローコスト)開業の肝だと思っています。
今度は、「ちびっ子へご褒美」です。定番のイ○コーさんの消しゴムも有りますが、その他でお勧めなのがキャラクターのカードやシールなどのくじ引きです。よく、お祭りなどで見かけるものですが、単価が安い割に子どもたちには大人気で、「当りが出るともう一回引ける!」なんていう「いかにも、医院らしくない所がまた良いな~!」と思っています。
以上、資料集でした。参考になるものが有りましたら、バンバン取り入れて下さい