ニュートン編集部 編著 社会が一変する新技術を生む 量子論  | 無頼庵の独り言

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無法でないが頼りない。気まぐれに思いつくまま綴ります。ボディジャム、時代小説、囲碁、川柳、家族、仕事、・・・

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※14歳からのニュートン超絵解本シリーズの一つということで、読んでみた。

かつて、科学誌のニュートンを読んでいたので、分かりやすいと期待した。

しかし、少年の頭脳では納得するのかも知れないが、多少はかじった理論であり、根本的に解明されていないこともあるからなのか、納得できない記述が多いと思った。

非常に残念だ。

特に、光子や電子の波と粒子の性格を兼ね備えることの説明にオセロの白黒の裏表と図説していたのはいただけない。

他にも、引力をブーメランのやり取りと図解していたのも納得できない。ブーメランは何になぞらえたのだろうか?

とにかく、明確になっていないことを中途半端に図解していることが問題だ。

文章であれば、読者がそれぞれにイメージするが、そこには責任がない。

しかし、図解は本当に分かっていて、且つ、誰もが納得できるイメージが描かれていなければならない。

量子論をテーマにしたのは、十年早いと思う。

 

 

※なんと、ニュートン編集部からは量子論の本が10冊以上出ている!!!!