佐伯泰英:竃稲荷の猫 | 無頼庵の独り言

無頼庵の独り言

無法でないが頼りない。気まぐれに思いつくまま綴ります。ボディジャム、時代小説、囲碁、川柳、家族、仕事、・・・

 皮張りに直面したとき、善次郎は竃稲荷の黒猫を思い出した。(244頁より抜粋)

 

※サブタイトルの文言はなかったと思うが、それに近い文言を抜粋した。猫はクロと呼ばれていた。それに付けても、三味線作りをテーマに、このような面白い作品がよく書けると思う。流石としか言えない。職人仕事の厳しさと出来たときの喜び、そんな日常を面白おかしく涙と感動で書き上げる。佐伯氏の作品をずっと読みたい。

 

※図書館からの新着案内メールが来たので予約した。毎度、借りたあとに新着案内メールが来るので、これもだと思いつつだった。読んでみたら、覚えていないこと甚だしい。一割どころか1%も覚えていなかった。新鮮な思いで読みました。