玄米茶の素 楽しみ方。これは奥が深い。 | BLEND TEA の [ yagioto.BLUE-BRENT ]ブログ

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おはようございます。
ブレンドティーで人生を華やかに彩ろう
日本ティーコンシェルジュ協会 認定講師  ティーブレンダーのやぎです

 

弊社で、加工のお問合せをいただくことが多いなかに、

玄米の焙煎加工 = 玄米茶の素、炒り米 があります。

 

焙煎加工と言っても、精米、浸漬、蒸かし、乾燥、(安定)、焙煎という

工程を経ますので、3~4日程度が必要です。

 

よく、「炒り米というので、焙煎するだけじゃないの?」といわれますが、

精米したり、蒸したり、他工程を行っているので、焙煎するだけではないんです。

 

 

弊社では、一般的な炒り米とされる” ハゼ焙煎 ”で、原料180kg~からの受託加工が可能なのは、

業界最小ロットクラスだと自負しております。

 

お問合せ時に聞けば、やはり180kg~はどこにもなかったと。

最低でも300kg~、500kg~、1トン という単位とのこです。

 

さて、そのハゼ焙煎でできた炒り米ですが、

べつの焙煎方法である、【カタ炒り】の炒り米と特徴が違います。

 

 

こちらの画像で違いは分かりにくいかもしれませんが、

言われるとなんとなくわかると思います。

 

形、大きさ、歯ごたえ、お湯の浸透、香り、旨味など。

 

 

■性状や製造ロット

画像左は、「カタ炒り」といわれるように、小さめです。膨らみにくい炒り方です。

米が締まったような、かんじですので、表面に照りがあり、鮮やかなオレンジ色。

中まで詰まっていますから、ガジガジとした歯ごたえ。硬いです。

 

少しずつつくる、バッチ式という方式で、効率がわるいが、少量でもつくれることが可能。

(ただし、弊社ではカタ炒りも 180kg~の受託とさせていただいております)

 

 

画像右は、業界最小ロットを自負しているハゼ焙煎。

ハゼ焙煎というだけあって、膨らんでいます。

 

サクサクとした歯ごたえ。アラレをイメージしてください。

爆ぜているので、中身がスカスカなイメージです。

表面はボコボコ。

 

高火力で炒り上げますので、それなりの大型焙煎機をしようし、

流動式焙煎なので、短時間で、低コストに製品ができあがります。

大量生産向きであり、小ロット製造には向きません。

 

 

 

■お湯の浸透の違い

 

カタ炒りについては、かたく締まっているのでお湯の浸透は遅く、香りは時差で遅れ気味。

でも、お米の旨味がじわじわっと風味にあらわれるかんじで、力強さがあります。

 

ハゼ焙煎については、中がスカスカなのでお湯の浸透は早く、香りの広がりがわかりやすいです。

香りが特徴で、風味はお茶になじむ感じで、こちらのほうが一般的です。

 

 

■焙煎の違い

強く焙煎すると、

カタ炒りは、つやのあるオレンジが明るい茶色になっていきますが、

ハゼ焙煎は、コゲ茶いろになっていき、風味が強くなるのはすこし強くした場合、

それ以上に強くなると、コゲ臭のほうがつよくなり、炒り米の風味から離れていって今います。

 

 

 

通常1煎目につよいのがハゼ焙煎。

1煎目をじっくり、さらに2煎目にも期待するのがカタ炒りです。

 

香りや旨味の出かたに時差がありますので、

ブレンドしたことでそれぞれの特徴が時差式で変化し楽しめます。

 

2煎目にもカタイリの旨味が効いてきたりして、長く楽しめる玄米茶の素となるのです。

 

 

こんなかんじで、

カタ炒りと、ハゼ焙煎の違いがみられますので、

製造方法に違いを理解して、それぞれのメリットをうまく生かしてくださいね。

 

 

 

【八木音 概要】
お米を焙煎した炒り米(玄米茶の素)、はと麦茶やそば茶、とうもろこし茶(コーン茶)などの穀物茶と、ルイボスティーやカモミールなどをはじめとした野草・西洋ハーブを100種類以上の茶材を扱っています。商品の企画開発や穀物を中心とした受託加工(玄米、黒豆、はと麦など)焙煎を承っております。製造工程においては、焙煎(ロースト)、粉砕、カット、ブレンド(混合)、目視、異物除去、包装など健康茶ハーブティー全般を扱います。

ハーブティーを知り尽くしたティーブレンダーがブレンドするハーブティー。例えばハイビスカス、ローズヒップ、ローズレッドペタルやローズピンクペタルなどの花びら系から、レモングラス、桑の葉、柿の葉、ネトル等の葉や茎系、オレンジピールをはじめとする柑橘系、スパイスとしても使用されるジンジャー(生姜)、ローズマリー、フェンネル、シナモン(桂皮)をつかってアクセントを。またダンデリオン(たんぽぽ茶又はタンポポコーヒー)やチコリ、マテ、ナツメ(大棗)等ご要望に沿う効果効能を意識した茶材もご提案。烏龍茶、どくだみ、プーアル、はぶ茶などの和ハーブを使ったブレンドティーの企画、開発、製造、ティーバッグ加工し個包装もしています。

自社で韃靼そば茶や烏龍茶の直輸入も行い、独自の製法により香ばしく甘みのあるお茶に仕上げています。
茶材の焙煎などの受託加工も承っております。お持ちの原料を御支給いただき委託加工いただきますと、独自性のある芳醇な味に仕上げるために焙煎機の選定や焙煎度等のご要望にお応えします。

国内産の茶材についてもご案内しています。ティーバッグ加工用茶葉はもちろん、荒葉でのご要望にも対応しています。
お気軽にお問い合わせください。はだか麦、隈笹、柿の葉、枇杷の葉、はま茶、杜仲茶やごぼう茶など、健康茶も取り扱っています。