7月14日、ハンギョレ新聞に、「日本の経済報復、100年前と似た構造」と題するコラムが掲載されました。元ハンギョレ新聞記者の方が執筆者のようです。
http://japan.hani.co.kr/arti/opinion/33887.html
一部抜粋して紹介します。今回はいつもと趣向を変え、ハンギョレ新聞のコラムの指摘ひとつづつに対して、ブログ主がコメント返しする形でお伝えします。
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<ハンギョレ新聞コラム>
・ 文在寅政府の登場自体を「親北左派」という古めかしいイデオロギー攻勢で罵倒し、極度に警戒した安倍政権は、12・28「慰安婦」合意破棄、韓国最高裁(大法院)の徴用工賠償判決、そして海上自衛隊哨戒機レーダー照準論争、福島原子力発電所事故に関連した日本産水産物の輸入禁止についての世界貿易機関(WTO)の審議敗訴などを経て、韓国を無礼・極悪非道な国に追い立て、韓国たたきの強度を高めてきた。今回の制裁はその延長線上にある。
(ブログ主)
・文在寅氏および大統領府は「親北左派」です。
(2017年10月14日統一日報記者会見;http://news.onekoreanews.net/detail.php?number=83668&thread=06r01)
・「極悪非道」かどうかはわかりませんが、韓国は国際法規を遵守しない国です。
(『韓国では「法を守ると損をする」「法は他人が守るべきものである」という認識が広がっており、現代の韓国社会は、自分が他人に配慮すべきではない、他人が自分に配慮すべき、という最悪の事態になっている。」とのこと。当然のことですが、国際法規破りも横行しています。シンシアリー著「韓国人による恥韓論」2014年、扶桑社、p.53-54)
<ハンギョレ新聞コラム>
・日本がいつも数枚下と見なしてきた隣の分断国に対して、ここまで真顔になって先に戦いを挑んできたこと自体が非常に異例だ。少なくとも第2次大戦以後、日本がうまく行っていた時期にはなかったことだ。これは端的に言えば、依然として見下してはいるものの、たやすくはいかない対等なライバルになった韓国に“敵対”しなければならないほど韓国の力が大きくなったか、あるいは日本の力が相対的に弱くなったためかもしれない。
(ブログ主)
・韓国人の元記者がどう思おうが自由ですが、少なくとも今回の経産省が発表した、韓国に対する輸出管理手続きの強化措置は「韓国が日本の対等なライバルになったから」ではありません。あくまでも国際的な安全保障のために輸出管理を適正化しただけです。
(7月1日経産省発表文章 https://www.meti.go.jp/press/2019/07/20190701006/20190701006.html)
・ちなみに、2018年のGDPは、日本が約500兆円(世界第3位)、韓国が約160兆円(第12位)と、日本の経済規模は韓国の3倍以上です。
https://ecodb.net/ranking/imf_ngdpd.html
<ハンギョレ新聞コラム>
・今、自民党に対する支持が圧倒的という状況で、参議院選挙に韓国たたきを選挙戦略として動員する必要はないという見解もあるが、そうではない。
(ブログ主)
・参議院選挙に関して与野党の間で、「韓国に対する輸出管理手続きの強化」問題はまったく争点になっていません。
https://ameblo.jp/brendy6m/entry-12491083695.html
<ハンギョレ新聞コラム>
・安倍政権が韓国たたきに出たのは、日本内部の切迫した政治的・経済的事情があり、外部要因もある。6月末の板門店での前例ない南・北・米首脳会合が象徴するように、南北協調の流れはますます後戻りできない方向に進んでいる。そこに習近平国家主席が訪朝した中国も加わる。疎外されるのは日本だけ。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190630-00010003-bfj-int
(ブログ主)
・先日、トランプ大統領が訪韓した際に、トランプ氏がツイッターで金正恩委員長に呼び掛け、急遽実現した板門店での米朝会談の際、文在寅大統領は会談の場から排除されていたようです。
https://ameblo.jp/brendy6m/entry-12491083695.html
・北朝鮮からは「仲介役でもないのに、口を挟むな」と怒られ、本年4月の米韓首脳「会談」では、トランプ大統領との「差し」の会談は、お互いの通訳を入れて、実質2分間で打ち切られましたよね(笑)
https://news.livedoor.com/article/detail/16697834/
・果たして孤立しているのはどちらの国なのでしょうか?