自民・二階幹事長 『1ミリも動かさない交渉』に国の将来を任せられるか | KHのアメーバブログ

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テキトーなタイミングで、テキトーにコメントします。

  

 自民党の二階幹事長は慰安婦問題をどのように考えているのか?

      
      

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【日韓合意】

自民・二階俊博幹事長「『1ミリも動かさない交渉』に国の将来を任せられるか」日本政府の対応に疑問

 

 

自民党の二階俊博幹事長(斎藤良雄撮影)

http://www.sankei.com/politics/news/180202/plt1802020025-n1.html

 

 自民党の二階俊博幹事長は2日のBS朝日番組で、慰安婦問題に関する日韓合意をめぐり、菅義偉官房長官が「国と国の約束で1ミリも動かさない」と述べたことについて「1ミリも動かさないといったら、そんな交渉に国の将来を任せられるか」と疑問を呈した

 

 二階氏は、韓国の文在寅大統領が日韓合意に否定的な見解を示していることについて「先鋭的に(日本側と)ケンカ腰で話をしていこうということはないと思う」と強調した。今後の日韓関係については「ケンカしていいことなど、あるわけない。仲良くする以外ない」とも述べた。

 

 二階氏は出演後、記者団に「国のトップが1ミリも動かさないといったら何も動かない。『1ミリ』はちょっとなかろう」と述べ、日本政府の姿勢に重ねて疑義を呈した。

          

引用:産経ニュース 2018.2.2 19:22

http://www.sankei.com/politics/news/180202/plt1802020025-n1.html

       

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   2週間ほど前にも二階氏は、与党の他の幹事長・国会対策委員長らとともに、「平昌五輪開会式に首相が出席するのが望ましい」と述べ、ネット上で物議を醸しました。

 

 当ブログでも、日韓慰安婦合意を事実上、一方的に破棄してきた韓国の首相出席要請に応えるべきではないと批判しました。

https://ameblo.jp/brendy6m/entry-12345211998.html

 

 その後、安倍首相が平昌五輪開会式に出席する際に、韓国・文在寅大統領と首脳会談をおこない、

 

韓国の文在寅大統領は日韓合意をおとしめ、日本に新たな措置を求めることを表明して、それで話を終わらせようとしていた。そうはいかない。安倍首相は文氏に、合意を履行して在韓日本大使館前などの慰安婦像を撤去しろと言う』(首相周辺談)

 

文氏の国内向けの「日本に言うべきことを言ってやった」というパフォーマンスを許さず、韓国には約束を果たす義務があると内外に示す

http://www.sankei.com/politics/news/180124/plt1801240004-n1.html

 

ことが大切と考えていることが産経の単独インタビューで明らかになりました。

 

 文氏の国内向けパフォーマンスによって、ボールを日本側へ打ち返したと嘯(うそぶ)き、

韓国がしらを切ろうとするのを許さず、五輪開会式直前の首脳会談という最高に注目が集まる場で、「国内外に対して改めて韓国に合意の履行を迫る」という安倍政権の戦術を当ブログでは高く評価し直しました。

https://ameblo.jp/brendy6m/entry-12347040694.html

 

 

 

 

 二階氏は当初、要求していた日本国首相の平昌五輪開会式出席を首相側が了承したのだから、それで良しとすべきです。

 

 日韓間に横たわる問題は、韓国がいつもゴールポストを動かして、なし崩し的に再燃させてきました。

http://www.sankeibiz.jp/express/news/150817/exa1508170600001-n1.htm

 

 そのため慰安婦問題に関して日韓間の事前の交渉段階で、今回結ばれる日韓合意を最後とし、日本政府はこの合意を将来にわたり「1ミリも動かさない」と決意していたはずです。

 

 それにも関わらず、一方的に合意を破棄した韓国と、いったいぜんたいどのような理由で「仲良くする意外にない」と戯れ言を述べるのか? その真意はどこにあるのか?

 

 

 

 

 過去、幾度となく交わしてきた約束は破られてきました。

 

 <韓国に支社・工場を持つ複数の日本企業への賠償命令判決による、1965年日韓請求権協定の事実上の破棄>

 

 <1993年河野談話の中で日本官憲の関与を認めたら、それで慰安婦問題に関する賠償請求はしないとの韓国側約束を自ら破棄し、執拗に追及し続けられる>

 

 <1995年「女性のためのアジア平和国民基金」を設立し実質的に賠償を行っても被害者が許すまで謝罪を求められる> 

 

 <2015年日韓合意の破棄>

 

 

 こちらに非がないのに、難癖をつけてくる相手に対し、「事をまるく治めよう」と下手(したて)に出て、相手の「□□しないから、〇〇してくれ」という要求に馬鹿正直に何度も答えた。

 

 しかし、そのつど相手は自分から言い出した約束を簡単に反故にし、ふたたび難癖(なんくせ)をつけてくる。

 

 過去50年間は、日本の謝罪外交の失敗が幾度もくり返された歴史でした。

 

 

 約束は破って当然と考えるような隣人とはまともな近所づきあいなどできません。当たり前です。

 

 国と国どうしの関係も同じです。

 

 

 

 

 先日のFNN・産経新聞の合同世論調査の結果でも、慰安婦に関する日韓合意に対する文在寅大統領が示した新方針について「納得できない」と回答した人が90.8%、日本政府が韓国側の要求に応じないことについて88.6%が「支持する」と回答しています。

https://ameblo.jp/brendy6m/entry-12346761973.html

 

 FNN・産経新聞の合同世論調査ということで、若干(じゃっかん)右寄りにバイアスがかかっているかもしれませんが、それを考慮したとしても、「日本政府が韓国側の要求に応じないことについて」の9割近くの支持率が7割にまで低下するとも思えません。日本人の大半は、韓国の一方的な要求に応じないことを臨んでいます。

 

 二階・自民党幹事長の考えが大方の日本人に受け入れられるとは思いません。

 

 彼がくりかえしこれを主張する意図・背景が奈辺にあるのかわかりませんが、日本人の大半が賛成している現内閣の方針に異を唱えるならば、「ケンカしていいことなど、あるわけない。仲良くする以外ない」などと、幼稚な道徳論を唱えるのではなく、「(以前と同様に)仲良くして、どのような良いことがあるのか」を明確に説明すべきでしょう。

 

 

 

 

 もしかしたら、二階氏はなにか弱みでも握られているのか?....