息子は幼少期から極端な怖がりで、私のそばから離れて歩くことは全くありませんでした。
3mも離れれば、慌てて私の元に戻ってきて手をつなぐ。
そんな状態ですから、どこに行っても迷子の心配をしたことがありませんでした。
 
友達と公園で遊ぶときも、「お母さんが一緒じゃなきゃ怖いから嫌だ!」と騒ぎます。
私は毎回、子どもたちの中に入ってボール遊びをしたり、鬼ごっこをしたり。
ほかのお母さんたちは、ベンチに座ってのんびりお喋りしています。
「私もあっちに行きたいなあ」と、いつも羨ましく思っていました。
 
ベッタリなのは、外でだけではありません。
2人で家にいても、マンションの上の階や外の物音、風の音などにビクッと反応し、私のそばから離れません。
少しでも私の姿が見えなくなると、不安になって探しに来ます。
赤ちゃんのときの後追い・・・それが4年生になってもずっと続いている状態でした。
 
当然、1人で留守番なんてできません。
 
でも、復学支援を受け始める前に、少しだけ留守番の練習をしていました。
必要に迫られて、です。
 
息子が学校に行きたがらず、遅刻や欠席をする日。
登校班の人たちに先に行ってもらうよう伝え、「連絡帳」を担任の先生に渡してもらうために、私はマンションの1階に下りる必要がありました。
 
息子もさすがに、これを止めるわけにはいかないと思ったのでしょう。
怖いけれど、大音量でテレビを付けて、私の帰りを待っていました。
 
これを足掛かりに1分単位で時間を延ばし、短時間の留守番はできるようになりました。
でも、骨折とお腹の調子の悪化により、また不安が大きくなり、ゼロに逆戻り・・・。
 
その後、完全不登校になったことで、私と2人で過ごす時間が長くなり、ますますベッタリになっていきました。
 
ただ、不思議なことに、骨折していても、お腹が痛くても、母と離れたくなくても、学童にだけは喜んで行っていました。
学校には、どうしても行くことができないのに。
 
毎日、学校が終わる時間になると学童に行き、夜に帰ってくる生活でした。
 
 
そのような状態で、エンカレッジの復学支援がスタート。
「会話ノート」の添削により、会話の内容が母子依存になっていないか、母子分離を進めるためにはどのような会話が望ましいか、息子の自立に向けた親の対応を、上野先生に教えていただく日々が始まりました。
 
 
【留守番の練習】
 
支援開始から1週間後の6月13日。
留守番の練習を開始しました。
 
「お母さんは、仕事の関係で、毎日1時半から30分ほど郵便局に手続きをしに行かなくてはならない。」
「時間は決められているから、息子が学童に行っている時間帯への変更はできない。」
という設定です。
 
息子が少しでも安心できるように、家の電話から私の携帯に電話する練習もしておきました。
 
息子は、留守番中にお腹が痛くなるのでは?泥棒が来るのでは?火事になるのでは?と色々想像して怖がっていました。
 
初日は、30分と伝えておいて25分で帰宅。
無事に留守番できました。
 
上野先生とご相談させていただきながら、毎日練習を続けました。
同時に、休日に友達が遊びに来たときは、私は外出するようにして、子どもだけで家で過ごす練習も進めました。
 
練習開始から1ヶ月弱の7月8日。
1人で2時間の留守番ができるようになりました。
私から離れられなかった息子が、こんなに短期間のうちに、2時間も1人でいられるようになるなんて。
 
息子は、自分が留守番できるようになったことを喜んでいましたし、少し自信が付いたような感じがしました。
私も自由に外出できる時間ができて、嬉しくて嬉しくて。
息子が学校を休み、1日中家に2人きりでいると、息苦しく感じるときもありましたので。
とにかくラクになりました。
 
 
留守番だけを進めようとしても、うまくいかなかったかもしれません。
会話ノートの添削で、母子分離をはかり、息子の自立を促す対応を並行して行っていたことで、留守番ができるようになっていったのではないかな、と思っています。
 
 
【冬休みに後退!?】
 
前進ばかりではありません。
実は、冬休みの間にまた留守番ができなくなってしまいました。
 
年末年始は学童もお休みで、家で2人で過ごす時間が長くなります。
意識して、息子とは一定の距離を保つようにしていました。
それでも息子は、隙あらば、という感じで私にくっついてきます。
 
さらに主人も休みに入ると、どうしても1日中3人で一緒にいることが多くなり、息子にとっては安心快適な空間の出来上がりです。
 
年明けから、留守番を嫌がり始めました。
たまたま、風の強い日が続いたことも影響していたかもしれません。
息子は相変わらず、音が怖いようです。
 
新学期の登校報告メールで、上野先生にご報告しました。
 
上野先生からの返信
 
冬休みで留守番ができなくなるとは、思いませんでした。
今までの母子依存が、長期休みで一緒にいる間に感覚として戻ってきてしまったのかもしれません。
まだ油断はできませんね。今日からまた1日1日積み重ねていきましょう!

 

先生のおっしゃるように、以前の感覚が戻ってきてしまったのかもしれません。

母子依存になるような声かけをしないように気を付けていたつもりでしたが、油断しないように。

先生のメールを読んで、もう一度気持ちが引き締まりました。

 
 

一昨日の日曜日。

30分ほどの留守番に成功しました。

嫌がったり怖がったりもしなかったので、ひと安心です。

 

冬休みに少し後退してしまったかもしれませんが、ここからまた1歩ずつ練習を進めていきたいと思っています。

 

 

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♢♢支援を受けている復学支援機関です♢♢

(上野先生のHP)

不登校支援グループ エンカレッジ

息子には、腹痛・下痢とどのように向き合いながら学校に戻るかという、大きな課題がありました。
不登校や登校渋りのお子さんの中にも、もしかしたら同じ症状で悩む方もいるかもしれません。
 
まだ完治はしていませんが、お腹の不調を乗り越えて登校できるようになるまでを、書き留めておきたいと思います。
 
 
【過敏性腸症候群の診断と食事療法】
 
幼少期から、ゲップ、おなら、腹痛、下痢と、お腹の不調に悩まされてきました。
GW明けの骨折をきっかけに、症状が悪化。
総合病院で診ていただき、ここで初めて「過敏性腸症候群」(IBS)と診断されました。
原因は、ストレス、器質的な問題など、様々な見方があるとのことでした。
 
数種類の薬が処方されましたが、数日経っても効果があるような、ないような・・・。
次の診察時には、「低FODMAP」 という食事療法の提案を受けました。
腸内で発酵しやすい糖類「FODMAP」の摂取を制限するというものです。
 
これがなかなか、大変でした。
人参は〇、玉ねぎは✖、バナナは〇、りんごは✖、とうもろこしの粉は〇、小麦は✖、豆乳は〇、牛乳は✖・・・。
ただでさえ偏食の息子。ますます食べるものがありません。
それでも、症状が和らぐならと、私も息子も頑張ってみたのですが、効果というほどの変化は見られず。
 
相変わらず布団にくるまって、 腹痛のために脂汗を流す息子・・・。
トイレに駆け込むたびに、「お母さん、そばにいて」と呼ばれ、体をさすって励ましながら過ごす毎日。
学校にも行けず、腹痛も治らず、このままずっとこんな生活が続いたらどうしようと、不安で仕方がありませんでした。
 
 
【新たな病院探し】
 
ネットで調べているうちに、「【奇跡】下痢から人生を救ってくれた薬」という記事を見つけました。
まさに、息子と同じ症状・経過を辿ってきた方の体験談です。
 
その情報を頼りにさらに調べると、神奈川県の三浦半島にある病院に、その薬を処方できるお医者さんがいることが分かりました。
でも、 国内外から患者さんが集まるため、平均3ヶ月待ち。
しかも、同じ関東地方とはいえ、我が家から電車とバスを乗り継いで、片道2時間半はかかります。
途中、何度もトイレに寄ることを考えると3時間以上。
どうしようか悩んでいました。
 
エンカレッジの復学支援を受け始めたばかりの頃でした。
私は、新しく見つけた病院のことを、上野先生にご相談しました。
どうして病院のことまで?という感じですが、とにかくなんでも先生にご相談していました。
先生に背中を押していただく形で、病院の予約をしました。

そして、ちょうど直前キャンセルが出たということで、問い合わせの電話をした2日後の予約が取れたのです。

 

 

【原因の判明と薬の効果】

 

診察の結果は、やはり「過敏性腸症候群」。

重症とのことでした。

原因は、腸管形態異常(S状結腸の出口のねじれ)と胆汁性下痢(食事をすると体内下剤である胆汁が大腸に届きやすい性質)の併発。

胆汁性下痢はストレスが関与せず、そのような体質からくるもの。

腸の中にガスがないタイプなので、食事療法は効かない。

 

息子はじーっと、先生の丁寧な説明を聞いています。

 

私はお話を伺いながら、ストレスは関係ないとのことだけれど、もしかしたら多少は関係があるのかな、でも学校に行っていなくても、土日でも症状が出るからやっぱり関係はないのかな、などと考えていました。

 

薬の服用と、1日2回の腸のマッサージで治していくことになりました。

併発は珍しく厄介ではあるけれど、きちんと対処すれば治るとの説明に、希望が持てました。

 

ここで処方される「コレバインミニ」という薬。

ネットで「【奇跡】の薬」と紹介されていたものです。

本来の適応症は高コレステロール血症とのこと。

先生の研究により、胆汁性下痢型の過敏性腸症候群に応用できることが分かったそうです。

 

まだ研究段階にあるため、息子の症例も研究材料として使わせてほしいとの申し出がありました。

息子はなぜか、「俺の体が役に立ったら、有名になれるかなー!」と興奮していました。

 

処方された薬をその場で飲んでから、帰りの電車に乗りました。

腹痛も下痢もおこらないまま帰宅。あれっ?

家に着いてからも、何もありません。あれあれっ?

先生から、即効性がある薬と言われていた通りでした。

 

何時間もトイレから離れていられたのは、いつ以来だったでしょうか。

息子もとても嬉しそうでした。

 

 

【通院とその後の経過】

 

過敏性腸症候群は簡単に完治するものではなく、まだ症状に波もあります。

でも、最初は2週間に1回だった通院も、その後2ヶ月に1回、そして次回は3ヶ月後に受診と、少しずつ間隔が延びてきました。

病院の日は、通勤ラッシュに巻き込まれないように、朝5時過ぎに家を出ます。

元々電車に乗るのが好きではない息子は、長距離の移動に疲れた様子を見せたり、酔ってしまったり。

でも頑張って通院を続けています。

 

 

【登校への影響と学校のトイレ問題】

 

「コレバインミニ」は朝食の1時間前に飲む必要がありました。

登校し始めると、これが大変でした。

時間を逆算して起床。

朝6時に薬を飲み、7時に朝食、7時半頃トイレに行って、登校。

眠くて起きられない日は、とりあえず薬を飲んでまた布団へ。

復学したての頃は、なかなか布団から出てこない日もあり、薬も飲まず、私がやきもきしてしまうときもありました。

 

そして、小学校のトイレ問題。
男子は個室に入りづらいと思います。
4年生ともなると、なおさらです。
からかう子もいるでしょうし。
自治体によっては、小中学校の男子トイレを全面個室化したところや、個室化に向けて動いているところもあるようですが、息子の小学校は昔ながらのままです。
 
息子の場合、「トイレ!」と思った瞬間に駆け込める環境がなければ、安心できません。
 
上野先生は、「過敏性腸症候群はつらいけれど、だからと言って学校を休んでいいとは言えない。受け入れて乗り越えていく必要があるので、どう付き合っていくかが課題」とおっしゃっていました。
 
息子がお腹の調子とうまく付き合いながら登校できるように。
私から担任の先生に、環境面のサポートをいくつかお願いさせていただきました。
 
・授業中にトイレに行きたくなった場合、その都度先生の許可を得ることなく、いつでもトイレに行けるように。
(先生に伝えると目立ちますし、間に合わなくなってしまうので)
・トイレに出やすい席にしていただけるように。
・「だれでもトイレ」を特別に使わせていただけるように。
(みんなが使うトイレだと個室に入りづらいので)
・体育館行事の際に、トイレに近い場所にいさせていただけるように。
 
学校にも配慮をお願いしたうえで、再登校を迎えたのですが・・・。
直後に、事件が発生。
息子がこっそりトイレに行ったときに、そーっと後をつけてきた友達にビックリさせられて、転んで後頭部を打ってしまったのです。
学校から連絡を受けて、すぐに上野先生にご相談して対応。
その後の登校に響くようなことはなく済んだので良かったのですが、ハラハラしました。
 
 
【息子なりのお腹の状態との付き合い方】
 
先週末から胃腸炎のような症状があり、三連休明けは1日学校をお休みしました。
水曜日から登校していますが、まだ本調子ではありません。
 
ただでさえお腹の弱い息子。
登校した日も、朝はトイレに何度も駆け込んで・・・1度間に合わず、着替えていました。
 
「あと5分で学校行かなくちゃ、お腹痛くなったらどうしよう。トイレ大丈夫かなあ」
さすがに息子は、その状態で学校に行くことを心配していました。
でも、その直後、
「まあ、いいや。漏らしたら漏らしたで。もう行くわ」
と登校して行ってしまったのでした。
 
「えーっ、漏らしちゃったらどうするの?大丈夫じゃないよね・・・」
と思いましたが、息子が自分でそう覚悟して出かけて行ったのです。
 
私は1日中、「どうかトイレに間に合いますように」と祈っていました。
 
帰宅してすぐ、「お母さん、やっぱり給食食べ始めた途端にお腹にきた。トイレ、ギリギリ間に合ったー!」と明るく報告してくれて、一安心です。
 
以前の息子なら、登校できなかったと思います。
登校して良いのかどうか、ちょっと危ない状況のようにも感じましたが、息子は休もうとはしませんでした。
 
ずいぶん逞しくなったなあと思いました。
今回は過敏性腸症候群ではなく胃腸炎の症状でしたが、これからは学校のトイレ問題も、息子が自分なりに対処していけそうかなと思った出来事でした。

 

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前回の「初回『会話ノート』の真っ赤な添削」で、添削いただいた内容に基づいて「教わった通りの対応」を続けたとお伝えしました。
 
前回書いた会話の一部です。
私と息子の会話(その5)
 
(子)お母さんいない間、テレビつけててもいい?(無音が怖いから)
(私)いいよ。

 

上野先生の添削(その5)

許可△
許可は親が問題を受け取ってしまうことになるので、許可ではなく「任せるよ」など自己責任で決められるようにしてください。

 

これは、息子から何かをして良いか聞かれた場合の対応です。
「いいよ」と許可するのではなく、「任せるよ」などと答える。
これによって、息子が自己責任で決められるように、との添削です。
 
 
まずは「教わった通りの対応」として、許可を求められたら「任せるよ」と答えることにしました。
 
初回添削の翌日、6月11日の「会話ノート」です。
私と息子の会話

(子)ベイブレード(おもちゃ)いつ売るの?(売って自分のお小遣いにしたい)

(母)お店に行ける時だね。
(子)(おもちゃに貼ってしまった)名前シール剥がすの面倒。別に売らなくてもいいし。
(母)任せるよ。
(子)お母さんが剥がして。
(母)お母さんはやらないよ。
(子)なんで?
(母)やらないよ。
(子)お母さんが剥がしてって言ったんじゃん。
(母)剥がしてとは言ってないよ、どうするかは任せるよ。

 

早速「任せるよ」を2回使っています。
この対応で、おもちゃを売る・売らない、シールを剥がす・剥がさないは息子の問題として、私はその問題を受け取らないようにすることができました。
 
それとあわせて、「お母さんはやらないよ」、「やらないよ」と2回言っています。
これは、上野先生の著書『今、子どもの不登校で悩んでいるあなたへ』を参考に対応したものです。
第三章 不登校の改善に必要な家庭内対応(家庭教育と家族療法<実践編>)の中に、
「断るⅠメッセージでは、・・・『お母さんは、それはしないよ』と単純に断るという意思だけを伝えることで、そのメッセージが強く反映されます」とあります。

 

上野先生の添削

 

この一連の流れは素晴らしいです。

自分で考えてやるもやらないも自分で判断できるように促していきましょう。

 
上手くできました。
 
 
「会話ノート」を読み返してみると、その後も「任せるよ」の対応が続きます。
6月12日は5回
6月13日は4回
6月14日は2回
 
その結果。
上野先生へのご相談メール
 
息子に、最近お母さんは「自分で考えて」とか「任せるよ」ばっかり言う、前は教えてくれたのに、と言われてしまいました。
「自分で考えてほしいと思っているからだよ」と返事をしたのですが、また言われたらどうすれば良いでしょうか。
息子に何か聞かれたり承認を求められるような時に、「自分で考えて」「任せるよ」という返事の仕方がワンパターンになってしまっているのでしょうか。

 

上野先生からの返信
 
こちらに関しては、今までの変化に戸惑っているのだと思います。
「自分で何でもできるようになっていかないと困るし、そうしてほしいからだよ。今までがやり過ぎだったかなと思ったから」と、聞いてきたらしっかりと答えてあげてください。実際にそうなってほしいので。
また、任せるよのバリエーションを増やすのも大切です。
「〇〇(息子の名前)はどう思う?」「好きにしてくれていいんだよ。」「それを何でお母さんに聞くの?(笑)」などいろいろ変えてみてください。

 

今まで全部私が答えを用意していたのに、急に自分で考えることを任されるようになり、息子は戸惑ってしまったのですね。
上野先生からのご指導のとおり、なぜ私の対応が変わったのかを、しっかり説明しました。
 
そして、「任せるよ」のワンパターン化の問題です。
 
自分では他に何といえば良いのか、何と言えば問題ないのかが分かりません。
先生から例を挙げていただき、少しずつ言葉の幅を広げていきますが、これが結構難しいのです。
下手なことを言わないようにしないと、という意識が働いて、実は今でもあまり柔軟に対応できません。
 
 
「任せるよ」には、もう1つ問題がありました。
私と息子の会話
 
(子)(学校を休んで家にいる昼間に、タブレット学習に入っている)アプリやっていい?これ、ゲームだけど。
(母)任せるよ。自分で考えて。
 
(子)(夜寝る前に)お母さん、今日はハミガキしないでブクブク(うがい)だけで寝たい。
(母)任せるよ。

 

上野先生の添削
 
歯磨きは習慣化が大切なので、ルーズなところを認めてしまうと立て直しが難しくなります。どうしても眠い時などは仕方がないですが、基本的にはしっかり磨く習慣をつけていきましょう。
 
任せるよに関してですが、歯磨きやアプリなどダメなときは任せるよではなく、ちゃんと止めないといけないので、その辺りの線引きをしっかりしていかないといけませんね。

 

何でも子どもに任せて良いわけではありませんでした。
「子どもの問題だから」と手放すのではなく、 内容を考えて、 ダメなときはダメと、線引きが必要だと教えていただきました。
 
当たり前のことのように思うかもしれません。
でも、私の場合は対応をイチから見直していますので、色々なところで引っ掛かりました。
 
1つ1つの添削を、自分の中で咀嚼して、分からなければ質問させていただいて、という感じです。
 
 
我が家は母子依存が強く、息子は何でも私の許可を得てから行動していました。
「~していい?」「いいよ」の会話はとても多かったです。
 
その分、この会話を変えることで、私と息子の関係への影響は大きかったように思います。
 
徐々に、息子が私に許可を求めることが減り、少しずつ少しずつ自分の頭で考え、自分の意思で動き始めていくのが分かりました。
 
「任せるよ」の言葉1つで、良くも悪くも色々な影響がありました。
子どもが自分で考えるようになるための、親の対応の学びです。
 

 

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冬休み明けのご報告からです。
 
1月8日が3学期始業式でした。
息子は前日夜にランドセルの準備をしていました。
「宿題どこ?」「上履きがない!」などと私に話しかけることもなく、連絡帳を見ながら1人で準備完了。
2学期よりもスムーズです。
自主的に進めていた計算ドリルも、全部終わらせていました。
かなりのページが残っていたはずですが、最後まで頑張ったようです。
 
心配していた体調も、始業式前日から回復。
当日朝も、こちらが拍子抜けするほど落ち着いた様子で登校して行きました。
 
今朝はまた少し腹痛を訴えていましたが、出発する頃には痛みも治まり、学期始めの3日間は無事に登校することができました。
 
信じてはいましたが、やはり今日の登校を見送ったあとには、「ふーっ」と安心のため息が出ました。
 
 
今日は、復学支援開始後すぐに始める「会話ノート」についてです。
 
「会話ノート」は、支援の中でどのような位置付けかと言いますと。。。
 
≪エンカレッジの復学支援の流れ≫
①家族療法の学び(家庭内対応の見直し)
・・・子どもへの間接的なアプローチ
電話・メール相談と「会話ノート」添削で、親の対応を学ぶ。
             ⇒ 今回の内容はこれです。
 
②訪問カウンセラーの派遣
・・・子どもへの積極的なアプローチ
訪問カウンセラーの先生と子どもの信頼関係を構築する。

①と②を同時進行で行う。
*支援開始から、約2ヶ月
(我が家の場合は、支援依頼が6月5日、登校刺激が8月5日で、ちょうど2ヶ月でした)
 
→ 登校刺激(教育コーチング)
 
*登校刺激から登校まで、約1ヶ月
(我が家の場合は、登校刺激が8月5日、登校が8月27日で、3週間後でした)
 
→ 登校
 
→ 継続登校
(我が家の場合は、継続登校後も①、②は続いています)
★これは、我が家が実際に受けている支援だけに絞って、さらに色々な工程をかなり端折って、私の言葉で勝手にまとめたものです。詳しくは、エンカレッジのホームページで確認してください。
 
支援が始まると、「会話ノート」の添削を受け、子どもの自立を育むための親の対応を学んでいきます。
そのためには、どんなに恥ずかしい会話でも、こんなことを言ってしまって上野先生に叱られると思っても、正直に書く必要があります。
しかも、朝起きてから夜寝るまでの会話を書くわけですから、家庭内の状況が丸見えです。
 
確かに、上野先生を信頼して支援をお願いしました。
でも、お会いしたのはインテークカウンセリングの1回だけ、電話でお話したのも2回だけ。
そのような状況で、さあ、全てを見せてくださいと・・・。
(こんなことは言われませんが、言われた気分でした)
 
正直に言うと、戸惑いました。
私はもともと、自分のことを積極的に人に話す方ではないので、余計にそう感じたのかもしれません。
 
でも、
私の対応を変えないと、子供が自立しない。
子どもが自立しないと、学校に戻れない。
 
もう、やるしかありません。
 
振り返ってみると、支援開始の翌日から、毎日欠かさず書いたのではないでしょうか。
仕事を休職して、時間的な余裕があったことが大きかったと思います。
 
「朝起きてから夜寝るまで」、「毎日欠かさず」、というのは私のケースです。
後日聞いたところでは、必ずしもそうとは限らないようでした。
できる範囲で、気になる会話だけ、という方も多いのかもしれません。
 
 
初回の「会話ノート」は、見事に真っ赤になって返ってきました。
会話のほとんどに、コメントを付けて返していただいた感じです。
私と息子の会話(その1)
 
(私)〇〇くん(息子の名前)は今日は何を頑張るのかな?
(子)学校に行けたらいく。
(私)お母さんは(骨折治療の)病院からそのまま行くのがいいと思うよ。目の前だし。

 

上野先生の添削(その1)
 
くんは今までの呼び方もあるので仕方ないですが、4年生でくんは幼い扱いになります。
頑張るのかな?も幼い子に使う表現です。
何をがんばるの?に変えましょう。

 
先読みの提案✖
本人が考える必要がなくなる、依存につながるという理由でよくありません。
まずは受け止めます。
「学校に行けたら行こうと思っているんだね」
そのあとで、
「どうやっていこうと思ってる?」
と本人に聞きます。

 

私と息子の会話(その2)
 
(子)(学校に行くと言っていた6時間目が近づいてきて)
   今日結構お腹の調子が悪い。学校行けるかなあ。
(母)大丈夫だと思うよ。

 

上野先生の添削(その2)
 
子どもの気持ちよりも親の行かせたいから大丈夫と言っているのがわかってしまうので✖
「そっか~。調子が悪いと心配になるね」とさらっと流しましょう。

 

私と息子の会話(その3)
 
(私)今何時か分かる?約束の2時過ぎても何も言わないのは何で?2時に学校行くって言ったよね。
(子)でも、お腹が痛くなっちゃった。あっちの部屋に時計ないし、見に行く余裕もなくて(泣く)
(私)布団に入ってたら時間が過ぎれば良いなと思ってたんでしょ、そしたら学校に行かなくて済むって。どうせこうなるから、病院から朝学校に行った方が良かったんじゃない?

 

上野先生の添削(その3)
 
非難✖
怒っても仕方ないので
「時間だよ」
と伝えて行かないと言ったら悲しそうに「そう」とだけ伝えましょう。
その親の表情を見て何か感じてくれたらそれでOKです。
 
思っていても言ってはダメなやつです^^;
親はどうせそう思ってるんだと感じられてしまうと信頼関係が崩れてしまうので。

 

私と息子の会話(その4)
 
(子)(ゲームをやりながら)どのくらいゲームやったかなあ。
(母)どうかな?

 

上野先生の添削(その4)
 
この流れです。「どうかな?」と問題を本人に返すことで自分で判断して行動できるようになっていきます。このサイクルを作っていきましょう。

 

私と息子の会話(その5)
 
(子)お母さんいない間、テレビつけててもいい?(無音が怖いから)
(私)いいよ。

 

上野先生の添削(その5)

許可△
許可は親が問題を受け取ってしまうことになるので、許可ではなく「任せるよ」など自己責任で決められるようにしてください。

 

私と息子の会話(その6)
*「復学支援の始まり」の記事で、上野先生にメールでご相談した後、ご指導通りにやってみた対応です。
 
(子)宿題多すぎて、無理。だから、やるかやらないか悩んでるの。絶対に終わらないよ、泣きたくなるよ(ブスッとする)。
(私)そうなんだね。さっきも嫌な気持ちになっちゃったんだね。
(子)8ページもあるんだよ。1ページ8問くらいあるんだよ。絶対に終わらない。徹夜することになる。
(私)そうなんだ。でも、この間も永遠に終わらないって言ってた漢字ドリル、やり始めたら15分で終わってたよね。

 

上野先生の添削(その6)

共感〇
「絶対に終わらないと思ったら嫌な気持ちになったんだね。」など具体的に共感してあげるとよりいいです。

このような成功体験をフィードバックしてあげるのはいいですね。
今読み返すと、本当に酷い会話です。
でも、当時はこれが当たり前のこととして、毎日繰り返されていました。
 
先生は、こんなに酷い私の会話も、呆れて見捨てたり、責めたりしませんでした。
見直しが必要なところには、なぜ✖なのか、そのようなときにどう対応すれば良いのかを、良いと思われる対応には、どうするとさらに良くなるのかを、1つ1つ丁寧に分かりやすくアドバイスしてくださいました。
 
また同じような状況になったときに、学んだことをすぐに実践に移すことができます。
「書いて、アドバイスをいただいて、実践する」の繰り返しです。
 
最初の頃は手を加えず(加えられず)、教わった通りの対応をして、自分の頭に覚えさせていきました。
そして、息子の反応がそれまでとどう違うかを見ました。
 
添削していただいた「会話ノート」が多くなってくると、読み返すのが大変になってきます。
どのような場合に、どのような対応が良いのかも忘れてしまいます。
私は、主だった添削内容を別のノートに書き写して、それを毎日読むようにしていました。
 
 
インテークカウンセリングで、「支援開始から登校刺激まで約2ヶ月」との説明を受けたときは、ずいぶん短いなと思いました。
たった2ヶ月で、私の対応が変わって、子供が変わるのかなと。
 
でも、添削いただいた内容を、私の対応に毎日反映していくことで、本当に子どもに成長、変化が見られるようになったのです。
子どもの成長を感じることで、また私の対応も変わっていきます。
 
「会話ノート」の力は、思っていた以上に大きなものでした。

 

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子どもの不登校を経験すると、休みの日を手放しでは喜べなくなってしまいます。
平日の登校リズムが一旦崩れてしまうからです。
 
復学初期は、週末のたびにビクビクしていました。
休み明け、無事に登校できるかどうか。
心配性な私は、なかなかこの不安から解放されませんでした。
 
息子の再登校からちょうど1ヶ月経った9月27日の、先生からのメールです。
 
上野先生からのメール
 

(会話)ノートにも書きましたが、休むことに対して敏感にならないようにしていくことが大切ですね

これは登校が継続することでだんだんそのように思えてくるのですが、もう1ヶ月なのでそろそろ慣れてきてもいいころです。

〇〇(息子)も頑張っていますのでもう少し信じて余裕を持って対応していきましょう。

 

その通りでした。
息子を信じることができていなかったのだと、ハッとさせられました。
ここから、徐々に週末の不安はなくなっていきました。
 
登校が安定してきたところで、今度は冬休みです。
息子は、2学期最後の日に、頭が熱くて気持ちが悪いと言って遅刻しています。
冬休み明けの登校も大丈夫と信じたいところですが、体調のこともあるので・・・。
 
私の不安を察してか、12月29日に訪問カウンセラーの先生が来てくださいました。
年末の、しかも日曜日の夕方に。
担当されている他のお子さんとの予定をギリギリまで調整して、お忙しい中での訪問です。
今回、かなり無理をして来てくださったご様子に、本当に感謝しかありませんでした。
 
息子の担当のカウンセラーの先生は、 最初は男性と女性1名ずつの2名体制でした。
再登校後は、男性の先生が担当してくださっています。
息子はすっかり先生に懐いていて、一緒にカードゲームをしたり、Switchのゲームをしたり。
 
年末の訪問の際は、先生に2学期の頑張りを褒めていただき、息子はとても嬉しそうでした。
 
冬休みの宿題も、学校のプリントを見ながら一緒に確認していただきました。
夏休みは宿題がギリギリまで終わらなかったこともあり、今回は大丈夫そうか、息子がいつ頃やろうと思っているのかを聞き出してくださっていました。
息子は「冬休みの宿題は楽勝なんで!」と余裕たっぷりな様子でした。
 
訪問後には、先生から報告メールが届きます。
今回は、冬休みのチャンスにお母さんはゆっくり休んでくださいと。
また、来年度のクラス編成について学校側にお願いがある場合には、早めに学校に相談してくださいとのアドバイスもいただきました。
 
訪問カウンセラーの先生は高い技術をお持ちです。
息子に寄り添い支えてくださるだけでなく、 私のフォローも万全です。
エンカレッジに支援をお願いして良かったと、改めて思う瞬間です。
 
息子はというと、なんと日曜日の朝に、冬休みの宿題を全部終わらせました。
始業式3日前です。
 
「楽勝」と言うだけあって、書き初め、星空観察記録、歯磨きカレンダーと、あまり時間のかからない宿題ばかりでした。
それでも、自分からやり始め、ササっと終わらせてしまったのには驚きました。
 
復学支援を受ける前は、「早く終わらせちゃったら?」と私が何度言っても取り掛からず、嫌々やり始めても途中で不機嫌になったり投げ出したり。
結局私が息子の代わりにやることになっていました。
 
支援を受けて再登校直前の夏休みは、訪問カウンセラーの先生が宿題のチェック表やカレンダーを作って、後押しをしてくださり、なんとかギリギリ終わらせることができました。
 
そして今回は、誰に言われることもなく自分で終わらせたのです。
 
つい、私が余計な口出しをしてしまいそうになることもありましたが、ぐっとこらえて我慢、我慢です。
親が管理しすぎないように。
 
書き初めに書いた名前が読めなくても。
星空観察が教科書の丸写しでも。
(毎晩、星が見えるか確認していましたし)
1日3回歯磨きした日が適当に塗られていても。
 
問題ありません。
息子が自分の力で終わらせたことがすごいなと。
そう思えるようになった私も、変わったなあと。
そして、主人も「自分でできるようになるもんだな」と喜んでいました。
 
実は、これ以外にも、息子が冬休み中にやろうと思っていることがあります。
「冬休みまであと2日」の記事に書きましたが、2学期最後の宿題だった計算ドリル2回目を、結局終わらせることができないまま終業式を迎えました。
これを冬休み中に終わらせたいと。
 
息子は、家ではやる気が出ないと言って、ドリル系の勉強は学童で済ませてきます。
冬休みも、計算ドリルを学童に持って行き、少しずつ進めているのです。
 
月曜日の朝、仲良しのお友達から遊びのお誘いがありました。
いつも週末に、朝から晩まで一緒に過ごしてゲームをする仲間です。
でも息子は、「学童に行ってドリルを終わらせたいから、今日は遊べない」と。
大好きなゲームを断ってでも、やり遂げたいと思っているのですね。
終わっても終わらなくても、私は黙って応援したいと思います。
 
新学期に向けての心配は、あとは体調面だけです。
息子は、冬休みの間、毎日体のどこかしらが痛いと言っています。
頭の中が熱い、お腹が痛い、足が痛い・・・。
でも、自分でおでこに冷えピタを貼って過ごしたり、お腹を温めたり、足に薬を塗ったり、工夫をして体調を整えようとしているので、私も見守っているところです。
 
 
冬休みもあと1日になりました。
元気に3学期を迎えられると良いなと思います。
 

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