冬休み明けのご報告からです。
1月8日が3学期始業式でした。
息子は前日夜にランドセルの準備をしていました。
「宿題どこ?」「上履きがない!」などと私に話しかけることもなく、連絡帳を見ながら1人で準備完了。
2学期よりもスムーズです。
自主的に進めていた計算ドリルも、全部終わらせていました。
かなりのページが残っていたはずですが、最後まで頑張ったようです。
心配していた体調も、始業式前日から回復。
今朝はまた少し腹痛を訴えていましたが、出発する頃には痛みも治まり、学期始めの3日間は無事に登校することができました。
信じてはいましたが、やはり今日の登校を見送ったあとには、「ふーっ」と安心のため息が出ました。
今日は、復学支援開始後すぐに始める「会話ノート」についてです。
「会話ノート」は、支援の中でどのような位置付けかと言いますと。。。
★これは、我が家が実際に受けている支援だけに絞って、さらに色々な工程をかなり端折って、私の言葉で勝手にまとめたものです。詳しくは、エンカレッジのホームページで確認してください。
支援が始まると、「会話ノート」の添削を受け、子どもの自立を育むための親の対応を学んでいきます。
そのためには、どんなに恥ずかしい会話でも、こんなことを言ってしまって上野先生に叱られると思っても、正直に書く必要があります。
しかも、朝起きてから夜寝るまでの会話を書くわけですから、家庭内の状況が丸見えです。
確かに、上野先生を信頼して支援をお願いしました。
でも、お会いしたのはインテークカウンセリングの1回だけ、電話でお話したのも2回だけ。
そのような状況で、さあ、全てを見せてくださいと・・・。
(こんなことは言われませんが、言われた気分でした)
正直に言うと、戸惑いました。
私はもともと、自分のことを積極的に人に話す方ではないので、余計にそう感じたのかもしれません。
でも、
私の対応を変えないと、子供が自立しない。
子どもが自立しないと、学校に戻れない。
もう、やるしかありません。
振り返ってみると、支援開始の翌日から、毎日欠かさず書いたのではないでしょうか。
仕事を休職して、時間的な余裕があったことが大きかったと思います。
「朝起きてから夜寝るまで」、「毎日欠かさず」、というのは私のケースです。
後日聞いたところでは、必ずしもそうとは限らないようでした。
できる範囲で、気になる会話だけ、という方も多いのかもしれません。
初回の「会話ノート」は、見事に真っ赤になって返ってきました。
会話のほとんどに、コメントを付けて返していただいた感じです。
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今読み返すと、本当に酷い会話です。
でも、当時はこれが当たり前のこととして、毎日繰り返されていました。
先生は、こんなに酷い私の会話も、呆れて見捨てたり、責めたりしませんでした。
見直しが必要なところには、なぜ✖なのか、そのようなときにどう対応すれば良いのかを、良いと思われる対応には、どうするとさらに良くなるのかを、1つ1つ丁寧に分かりやすくアドバイスしてくださいました。
また同じような状況になったときに、学んだことをすぐに実践に移すことができます。
「書いて、アドバイスをいただいて、実践する」の繰り返しです。
最初の頃は手を加えず(加えられず)、教わった通りの対応をして、自分の頭に覚えさせていきました。
そして、息子の反応がそれまでとどう違うかを見ました。
添削していただいた「会話ノート」が多くなってくると、読み返すのが大変になってきます。
どのような場合に、どのような対応が良いのかも忘れてしまいます。
私は、主だった添削内容を別のノートに書き写して、それを毎日読むようにしていました。
インテークカウンセリングで、「支援開始から登校刺激まで約2ヶ月」との説明を受けたときは、ずいぶん短いなと思いました。
たった2ヶ月で、私の対応が変わって、子供が変わるのかなと。
でも、添削いただいた内容を、私の対応に毎日反映していくことで、本当に子どもに成長、変化が見られるようになったのです。
子どもの成長を感じることで、また私の対応も変わっていきます。
「会話ノート」の力は、思っていた以上に大きなものでした。