脚色される話話は、いざ話してみると変わります。必ずしも、自分の話したいことではなく、まして、相手の聞きたいことでもなく、相手が聞きたいと思ってしまったことを話すものです。気づかなくても空気を読み、忖度するわけです。そして、それなりにオチもつけるもので、そのためにさらに本心からゆがみます。 話というのは、知らずにストーリー化していきます。 よほど親しくなければ、そうした形というものをとって話さないと、相手も聞く気になってくれなくなるからです。