相手がいるから、ことばにできるのです。言葉になって、口から出るのです。相手によって、ことばは変わります。「自分の思いを」といっても、相手に言うときに、どの相手でも大きくバイアスがかかるのです。
「レッスンを休みたい」とスタッフにメールした人が、次のレッスンでトレーナーと会うと、話す間もなく、「レッスンを続けます」となるような例も、とても多いです。「自分の思い」といっても、それほどはっきりとしているものではないことがほとんどなのです。自分の思い、考えというように向上しようとしている自分とそれをさけたい自分(先のなまけものの自分とみえる)がいて、人間弱いもので、すぐにいれかわるのです。