何をどう学ぶのか | 発声・せりふ・歌唱のためのヴォイストレーニングの知恵[NEW]

発声・せりふ・歌唱のためのヴォイストレーニングの知恵[NEW]

声、発声、セリフ、ことば、歌唱、表現、舞台、身体、聞くこと、芸能、日本文化、伝統、発音、業界、ヴォイトレに関心のある人に

「トレーナーやレッスンは、自分が判断するので」という人が増えてきました。しかし、それは主体的というのとは少し違います。お客さん扱いするなら、「どのトレーナー、どのレッスンがよいか、好きに自由に決めてください」というサービスの拡大になります。

しかし、多分、私やここのトレーナーが決める方が、的確でその理由も深いはずです。

初心者は、サービスや人となりといった相性で判断するしかないからです。笑顔やことば遣い、真面目さ、真剣さで決めてしまいます。それも大切な要素ですが、一緒に遊んだり生活するわけではないので、必ずしも重要なことではありません。教え好きや教えることに生きがいを感じている人には、習いたい人は巻き込まれやすいです。そこにも、一長一短があります。

他の条件が同じなら、サービスや情熱で決めるのもよいでしょう。しかし、同じということはないのです。

コミュニケーション能力があるトレーナーがよいともいえますが、これも絶対条件ではありません。一つの才能、技量に恵まれた人には他のバランスに欠ける人も少なくありません。昔はそういう人が師として求められ、今は、敬遠される傾向にあります。

本当に何を学ぶのかは、学んでみないとわからないので、私としてはわからないような人、自分が判断できないくらいの人につく方がよいと思うのです。