腸腰筋の重要性 | 慢性頭痛の治し方

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慢性痛のほとんどは、腸腰筋に根本原因があると私は考えています。

さらには慢性痛だけでなく、自律神経系の症状も、アレルギーも、ホルモンバランスの乱れも、元を正せば腸腰筋に原因がある可能性が高いです。

腸腰筋を活性化させるために有効なのが、適切な身体の動き。施術はそれを助けるためにあります。

頭を持ち上げるクラニオセイクラル、気功整体、操体法。すべて腸腰筋を活性化するための手段です。色々な手技がありますが、結局は手を替え品を替え、腸腰筋にアクセスしようとしています。

図解がなければ分かりづらいのですが、まずは考えのメモということで書き残してみます。

 

 

腸腰筋は・・・

1.横隔膜とつながっています。

⇒呼吸に関わります。呼吸が浅いと体内の酸素が不足し、細胞が不活性化、ATP不足になります。ATP不足は、あらゆる病気の原因になり得ます。

 

⇒ろっ骨の動き、肩の状態に関わります。四十肩・五十肩、手の腱鞘炎、首痛など。

 

2.腸とつながっており、腸の機能に影響します。

 

⇒消化・吸収に関わります。腸のはたらきが低下すると、栄養を摂取しても十分に体内に取り込まれません。

 

⇒ホルモン分泌に関わります。セロトニンやドーパミンをはじめ、多くのホルモンは腸で作られます。それらは精神状態に影響します。

3.背骨全体の動きに関わります。

⇒椎間の緊張が慢性化すると、ヘルニアの要因になる可能性があります。

⇒椎間の緊張が慢性化すると、脊髄も圧迫され、脳脊髄液の通りが悪くなります。慢性的に頭痛がある人は、それが原因で脳圧のコントロールが上手くいっていない可能性があります。

4.もちろん、下半身の状態に関わります。

⇒股関節、膝、足首などの状態に影響します。

 

 

まだまだ挙げていくことはできそうですが、今日はここまでにします。

 

ちなみに「反り腰」は、腸腰筋が伸びきらず、腰椎の反りでそれを補っている状態。

腸腰筋よりも先に、背中の表面筋を働かせてしまうことで起こります。

 

内臓の病気などが原因でない場合は、動きを学習すれば改善できます。

 

 

クラニオヒーリング東大前 山北弘一

http://craniohealing.jp