私の言う「反り腰」の定義は、腰椎が反った形で固定化している状態のこと。
腰痛の一番の原因になります。
あらためて、反り腰の原因と対策をお伝えします。
なぜ、反り腰になってしまうのか?
1.悪い姿勢
デスクワークやスマホは、アゴが前に出た姿勢になりがちです。
肩も巻き込みやすく、首の連動が途切れて、猫背になりがちです。
バランスを取るために、背骨のS字カーブがきつくなります。
この状態が固定化すると反り腰になります。
2.間違った身体イメージ
背筋を伸ばそうと意識すると、多くの人が背中を緊張させてしまいます。
この感覚のままで背筋を伸ばそうと意識し続けると、反り腰になります。
意外と多いケースです。
子供の頃、「背筋を伸ばしなさい!」と注意された人は多いのではないでしょうか?本当は、背筋を伸ばすには背中をリラックスさせて、おなかや胸を引き上げるのが良いのですが・・・「緊張」というイメージを植え付けられた私達には、なかなか難しいのが実際のところです。ちょっと、発想の転換が必要です。
3.内臓の疲れ
腸をはじめ、内臓が疲労すると、近接する腸腰筋のはたらきも低下します。その結果、おなかで身体を支えられなくなり、背中、脊柱起立筋で支えざるを得なくなります。
起立筋の緊張が固定化すると、反り腰になります。
4.ストレス
ストレスによる身体の緊張も、反り腰の原因になります。
どうすれば、反り腰を解消できるのか?
背骨の全体を丸めることができれば、反り腰は解消できます。そのためには、背中の緊張を和らげる必要がありますが・・・とても簡単な方法があります!
それは・・・フローリングの上に数分~数十分、仰向けに寝てみること。
「フローリングなんて固くて痛そう!」という声が聞こえて来そうですが・・・
痛いのは、背中が緊張しているからなんですね。緊張が抜ければ、痛くありません。
最初は、柔らかいものを敷いてもいいです。
反り腰の人は、腰が床から浮いているでしょう?そこが床につくように、膝を曲げていってください。出来る人は、体育座りの要領で膝を抱えてみてもいいですね。
イメージとしては、子宮の中にいる赤ん坊のような「まあ~るい」感じを目指すといいです。
文章では伝わりにくいので、こんど動画を撮ろうと思います!