ラブリーボーン / 2009年 | TDR&MOVIE

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THE LOVELY BONES / 米英新西蘭

かなり前から注目されていた作品。
色々なメディアで紹介されていて、今年最初の最高のファンタジーと思って観にいったら…
え゛!?って感じでした。
途中、胸糞悪くて(失礼!)、退席したくなったくらい、気分の悪い作品でした。
これ…メディアが間違えて宣伝してません!???
ピーター・ジャクソン監督作品。
そしてスピルバーグ製作というだけで、ものすごい感動作みたいに扱われてるけど、
私にとってはあまりにも期待はずれ。酷い内容に、観なければよかったと思いました。
映画館だったから我慢して最後まで観たけれど、DVDだったら最後まで観れなかったかも。
原作は未読なので、どうかわかりませんが、なぜこの作品がここまで持ち上げられるのかは、一生の謎になりそうです。

出演もマーク・ウォールバーグ、レイチェル・ワイズ。そしてスーザン・サランドン。
更にはスタンリー・トゥッチと、錚々たる出演者。
期待しないわけにはいかないでしょ。そして、あの予告編を見たら。
勝手に私が『ゴースト』みたいなロマンチックな作品だと勘違いしたのかもしれませんけど…
観劇後の感想をカメラに向かって「感動しました!」とか言ってた人たち…何を以って感動というの!?

ファンタジーでもない、ホラーでもない。ミステリーでもスリラー作品でもない…意味わかんない!!
スージーが選ばれ殺された理由とか、犯人のハーヴィがなぜそんな事をしたのかとか、
心にモヤモヤとした気持ち悪さだけが残った作品でした。
唯一、姉の死を真正面から受け止めて、自分が危険に晒されることも顧みずに疑惑の目を隣人に向けていた妹の存在だけが救いでした。
弟とかおばあちゃんとか、学校の友だちとか、ムーア人?の彼氏とかイラナイし…
役立たずの警察とか、霊感少女とか無駄なキャラ多すぎ。

天国の手前の世界観とか、ありがちで新しさも感じず…安っぽい…
(昔見た『奇蹟の輝き』は素晴らしかった。)
自縛霊?となったスージーが何をするでもなく、ただめちゃくちゃになった家族を見ているだけ。
死んでから仲良くなった、霊たちの存在も意味不明~
そして、彼女らもまたなんの救いも無い結末でした。
更に言うなら、タイトルの意味もわかんない!

罪のない純真無垢な少女が、変態オヤジに殺されて、飄々と生き抜いているなんて最悪。
科学捜査もまだ確立されて無い時代、泣き寝入りがほとんどだったのかもしれないけれど…
娘を殺されて犯人が捕まって、はいヨカッタね。なんて、絶対にありえない。
大切な家族が殺されて、心が救われる日なんて絶対に来ない。
こんな題材で内容で、ファンタジーという括りとするのは間違っていると思う。
誰に観てもらいたく、何を感じて欲しい作品なのか、何も感じ取れなかった。
お金貰ってベタ褒めしている映画評論家ってほんっと馬鹿みたい。

と、毒づいてみないと、胸糞悪い!!です。宣伝の仕方が…
作品に罪はない…

監督 ピーター・ジャクソン
製作総指揮 スティーヴン・スピルバーグ 、テッサ・ロス 、ケン・カミンズ 、ジェームズ・ウィルソン
原作 アリス・シーボルド
音楽 ブライアン・イーノ
脚本 フラン・ウォルシュ 、フィリッパ・ボウエン 、ピーター・ジャクソン
出演 マーク・ウォールバーグ、レイチェル・ワイズ、スーザン・サランドン、スタンリー・トゥッチ、マイケル・インペリオリ、シアーシャ・ローナン、ローズ・マクアイヴァー、クリスチャン・トーマス・アシュデイル、リース・リッチー、キャロリン・ダンド、ジェイク・アベル、ニッキー・スーフー、トーマス・マッカーシー、アンドリュー・ジェームズ・アレン
上映時間 135分
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id334855/