2007年米

ベオウルフ/呪われし勇者 / BEOWULF

この映画、凄く観たかったのだけど、レビューなどを読むと微妙？だったので、
観に行こうかどうしようか、迷っていたのだけど…やっぱり観て正解！でした。
こういう作品、好きかも。

英文学最古の文献のひとつとされる英雄ベオウルフの冒険物語を基に、
オスカー監督ロバート・ゼメキスが、「ポーラー・エクスプレス」に続いて
最新のパフォーマンス・キャプチャー技術を駆使して、実写とCGを融合させた
革新的な映像で幻想的世界を壮大に描く。

ということで…
始まって早々、FFちっくな映像に、ぐ～んっと廻る独特のアングルに酔いそうに…
自分でゲームをやって、キャラクターをコントローラーで動かしてるそんな感じ？
顔だけ俳優さんで、身体とかはもちろんCGということで、かなりリアルで、
そして、ありえないシュチュエーションを描き出していて、凄い！と。
実写では描けないものが、そこにあるという感じでした。

冒頭、唄い踊り、呑みまくるシーンは、ハチャメチャなんだけど、
色々興味深いものがそこかしこに。
この映画、３Ｄでも観れる劇場があるらしいのだけど、それで観たら、目の前に色々なものが
飛んできたりして、物凄い迫力なのでしょう。

さて物語は、アンソニー・ホプキンス演じるフロースガール王を悩ませる、
巨人グレンデルを退治することに、レイ・ウィンストン演じるベオウルフが名乗りを上げる所から、始まります。
このグレンデルというのが、凄い怪物で、恐ろしいのですよねぇ
この役を演じているのはクリスピン・グローヴァー。素顔も、ちょっと怖い。
そして、フロースガール王は、むっちりデブデブ～で、ちょっとエロイ！
でも、何かに怯えているようなその瞳が、すべてを物語っていたのですねぇ

そして、タイトルロールのベオウルフ！
レイ・ウィンストンって、声がよいのですよねぇかっこいい！声ね…
このベオウルフは、筋肉隆々で若さみなぎる!感じなのですけど、実際のレイはぜんぜん違う。
でも、ここはパフォーマンス・キャプチャー！見事な身体に描かれています。
その身体をひけらかすかのように、いい脱ぎっぷり！笑

ベオウルフがグレンデルを退治し、そしてその母親の怒りをかうことから、物語は大きく動きます。
沼地に住む母親の怪しげな魅力に誘われたべオウルフは、キケンな取引をすることとなる。
グレンデルの母親役にはアンジェリーナ・ジョリー。
なんとも、妖艶な魅力一杯！あの唇！そして、CGだけどヌード？的なものも。

好き嫌いのはっきり分かれるであろう作品。
『300』や『エラゴン遺志を継ぐ者』などが好きな人はOKかと。

人は危険とわかっていながらも、その危険な領域に足を踏み入れ、甘い蜜を吸いたくなるもの。
取り返しの付かないことをしたと気づいたときには、己の大切なものはすべて失っている。
人間とは愚かな生き物である。

監督ロバート・ゼメキス
製作総指揮ニール・ゲイマン、ロジャー・エイヴァリー、マーティン・シェイファー
原作－
音楽アラン・シルヴェストリ
脚本ニール・ゲイマン、ロジャー・エイヴァリー
出演レイ・ウィンストン、アンソニー・ホプキンス、ジョン・マルコヴィッチ、ロビン・ライト・ペン、ブレンダン・グリーソン、クリスピン・グローヴァー、アリソン・ローマン、アンジェリーナ・ジョリー
上映時間： 114分
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id328545/
http://wwws.warnerbros.co.jp/beowulf/