こどもの日といっても自分が小さい頃の思い出はない。ただ、学校が休みなだけだ。我が家は、特別に「こどもにとって嬉しいこと」もなかった。母方の親戚と旅行したことが1度あったような?そうそう、弟がいたので、鎧兜を飾っていたのは記憶にある。

 

 結婚してから、「そうなの?」ってことが増えた。柏餅やちまきを食べる。菖蒲湯に入る。

 

 亡くなった義母は食に豪快な人だった。好き嫌いなく何でもたくさん食べるから、体形はふくよかだった。私は結婚して初めて迎えるゴールデンウィークのこの時期、長男妊娠中で、なんたって、つわりがひどかった。毎日ゴロゴロして過ごす。身体を地面に垂直にしようものなら、最初の行き先はトイレ‥‥‥。

 

 そんなものだから、夫も気の毒に、どこへも行かず、2人で家で過ごした。そこへやってきたのが義母だ。柏餅を持って。和菓子屋の箱入りのこし餡・つぶし餡・みそ餡各4個の計12個。いやいや、夫婦2人でどう消費するのでしょうか?しかも片方はつわりで何も食べれず。その数は忘れられません。

 

 その後も、長男が生まれ、まだ1才半の頃、

「おやつ持ってきたから」

とマックのバーガー5個とか、近くの神社で祭りをやっていたからと

「団子買ってきたよ」

と15本。今となっては懐かしい。

 

 この連休、高齢の義父、実母がそれぞれ1人で暮らしているので、夫婦そろっての旅行などはない。そもそもどこも混んでいるし。夫が前半、義父を1泊で連れ出した。私は子どもや孫らの遊びに付き合う。後半は、今度は私が親の見守り。

 

 昨日はスーパーで柏餅を買い、義父に届けた。

「お義父さん、柏餅買ってきたよ。今日はこどもの日だね」

「ありがとう」

お礼を言われたが、こどもの日への反応はない。義父の頭は、もうそんなことを認識する力は無いように思われた。

 

 もしも義母が生きていたら、90歳と88歳の夫婦だ。義母は柏餅をいくつ買っていたかな?

 


しまった!4個入りだって。

義母はいつも「数が悪いから」と言って物を差し上げる時は4という数字を避けていたっけ😔