なぜか、今年、この時期に草むしりにハマった。毎年ドクダミが塀の隅にはびこって、庭が年々占領されてきている。普段からガーデニングなどをすればいいのだが、私は苦手ときている。そんなわけで我が家の庭には草花などのかわいらしいものはなく、梅や柚子やつつじ、もみじ、などの樹木ばかり。
年を経るごとに蚊が飛び始める時期も早くなってきているようで、草むしりが余計に億劫だ。
「草が目立つようになったから、行動しなくちゃ」
と思う頃には既に蚊がプ~ンプ~ンと飛んでいる。と、そんなわけで、例年ちょっと草をつまむ程度。土から見えてる緑を取り敢えず、抜くレベル。取り残しもたくさん。
が、今年は草むしり用具と手の甲にバラの柄の付いたガーデニング用グローブを買い込み、取り組み始めた。カマとハサミも横に置く。ドクダミは、地中で根を横這いさせて増えている。その根を土を軽く掘り起こしながら、ズルズルと引っ張って抜いていく。これが、快感になってしまった。毎朝夕、ほんの30分の時間を使って、励む。途中で千切れることなくどれだけ長く根を引き出せるか?
日々、最長記録を更新中![]()
実家は商売を営んでいた。父が御用聞きと配達を担う。そして夜、話題になるのが、そのお宅の様子。プライベートダダ漏れの昭和半ば。
「○○さんの奥さんは庭の手入れをこまめにしているからいつも爪が土で汚れている。舅と姑がうるさそうだから、大変だ。勝手口から声をかけると、慌てて手を拭きながらやってくる」
同居のお嫁さん達の働きぶりをよく語っていた。爪の汚れも全否定というより、よくやっているなあ、という父の気持ちの表れだったように、思う。
昔はちょっと庭いじりをして汚れた爪も主婦としては美徳だったかしら。今じゃあ、不潔とされちゃいそう。
「おとうちゃん、今年、beachanは珍しく草むしりに精を出しているよ。見てよこの爪!」
って言ったら、父はなんと言うだろうか?
誉めてくれるかな?
「汚いなぁ。もっとしっかり洗え!」
かな?


