熊本での地震により被災された方へお見舞い申し上げます。この暑さの中、命を守るのが精一杯で、今後のことなど、とても考えられない状況なのではないかとお察しいたします。何もできないことがもどかしく、申し訳なく思います。ただただ一刻も早く日常が戻ることをお祈りしております。
そんな中です!そんな中にあって、義父と実母、エアコンをつけません。実母はそれでも「どなたかお客さんがみえた時」「寝室は寝る1時間前から朝まで」「特別に暑いとき」(っていつ?)など少しは活用している。が、義父は一切付けない。
「2人とも熊本の方々のことを考えてみて!つけたくても電気が来てないんだよ」
それに比べて好きなように使用できるエアコンがありながら、つけないなんて、なんとも贅沢な‥‥‥。ん?これは贅沢なのか何なのか?それで熱中症になんかなったら、みなさんに迷惑をかけるだけです。つけてほしい。つけなくちゃいけないのだ。
どうしてこうも高齢者はエアコンをつけたがらないのだろう?年金だけの生活の中、電気代がもったいないからという理由の方も少なくはないとは思う。が、義父と実母は家もあるし、電気代云々が理由とは思えない。
先日、海外に住む義妹が帰国した。その彼女が義母(私にとっての実母)のところに来た。いつもなら私も同席して、母を囲んでおしゃべりするところだが(というより義妹と私の2人がほとんどしゃべっている)その日、私は孫守の予定があって実家に行かれなかった。
午後、ラインが鳴った。義妹からだった。
「お土産、置いておきました。みなさんで仲良く取り合ってくださいね」
のあと
「お義母さん、エアコンつけてなかったんですよ。つけてきました。『絶対に消しちゃだめですよ』って言ってきました」
と。
私は返信に悩む。それは、私にとってわかりきったことだ。母がエアコンをつけていないのは周知している。母なりの使い方があるのも知っている。一緒に生活しているならともかく、週に2回ほどの訪問で、意思を持った母を私の意のままに動かすなんて不可能だ。
「そうなんですよ。母はエアコンつけないんですよ」
なんて言ったら
「なんとのんきな義姉だこと。危険だと思わないのですか?」
と思われそう。
私は考えに考えて
「ありがとうございます。お土産、みんなで奪い合いますね~」
とお礼を言った後
「エアコンのこともありがとうございました」
とだけ返信した。
今までどれほど伝えたか‥‥‥。
「テレビでニュースになっているでしょ?」
「熱中症になったら自分は苦しいし、他の人にも迷惑かけるんだよ」
「エアコンつけてね」
「水分たくさん摂ってね」
「今は救急車が足りないんだよ」
そう言って甘酒やスポーツドリンクの類、飴、アイス、届けてきた。
それだって、母は私の言うことを聞かない。
私は亡くなった父にもそして母にも
「おとうちゃんとおかあちゃんが希望する通りに動くから」
って言ってきた。だから母が嫌がることを強引に進めることはない。それが命にかかわることであるのにもかかわらず。そこに私の覚悟はある。私は冷たい娘かな。
最近の夫のイライラだって、義父を心配するが故、と考えると、自分のこの落ち着きようが、冷徹に思われてくる。
連日の猛暑でテレビでは必ずニュースキャスターが
「熱中症に注意してください。水分を十分に。エアコンをつけてください」
と呼びかけている。その呼びかけに
「そうかそうか」
と納得してスイッチをオンにする後期高齢者はどれだけいるのだろう?
