私は70手前にして今回初めて大河ドラマを見ている。そう、『豊臣兄弟』だ。いつか見ようと思っているうちに、時ばかり経ってしまった。
なにより、歴史、苦手なのだ。私は体験記憶はまあまあ良い方だと思うのだが、固有名詞などを覚えるのがとても不得手。受験の時は苦労したな。それでも日本史を選択した。だって、世界史でカタカナを覚えるよりは、まだましだったから。あっ!倫理社会を選択すればよかったのか‥‥‥なんて、冗談です。
今回、「豊臣」ってだけで、
「よし!ここだ!今こそ見るべきだ」
と思った。「豊臣秀吉」の名前ぐらいは頭にあったから。ところが、色んな名前が出てきて、だれが家臣で、寝返っただの、謀反を起こしただの言われてもさっぱり頭がついて行かない。地名も今一つだから、お城の位置もわからない。
最初の頃なんて、録画を一時停止にしたりしながら、誰が織田信長とどういう関係で、名前はホニャララで演じている俳優は誰か、なんてカレンダーの裏に書いたよ。自分で言うのもなんですが、なんと健気な。
が、それも追いつかなくなり、何枚にもなった紙を並べたり揃えたり……、結果途中であきらめた。そんなに細かい名前や地名を追っかけてないで、流れを大きくつかむことにした。あ、それは偉そうで、つかむこともできないから、盛り込まれている心を揺さぶるエピソードを楽しむことにした。失礼ながら「豊臣」を脇に置いておいて「兄弟」だけにフォーカスすることにしたというわけ。
でもやっぱり最低限の知識は必要で、自分の無能さを悔やむ。
それでも必ず最後まで見ようと思う。今のところ、私の頭に確実にインプットされた知識は、豊臣秀吉は織田信長に仕えていたということ。これは死ぬまで忘れなさそうだ。恥ずかしいので、言い訳をすると、これほどの知識、はたち前には頭に入れたが、40年以上が経って忘れた、ということを強調しておきます。記憶は繰り返すことによって定着するらしいから、18歳を最後に私は歴史に触れてこなかったのだな。 脳内がごちゃごちゃになって、整理できていない感じ?受験なんて、そんなレベルのことなのだとあらためて知る。
春ころだったか、こんなものまで購入した。昔からある小学館の歴史漫画だ。
「いつか、これを読めば少しは頭に入るかな」
と興味があった。
ところが、開けてびっくり、漫画じゃない、これは漫画じゃなくて、しっかりした読み物だ。今どきは本をきれいに保つために薄いビニールがかかっていて、本屋さんで中身を確認できない。
そういえば、私の同級生に高校の日本史の先生をしていた男性がいる。以前、聞いたことがある。
「歴史の読み物の中で、何が1番面白いかな?特に私は歴史が苦手なんだけど」
で、返ってきた答えが
「司馬遼太郎」
ですって。
生きてる間に読めるかなあ?
「そんなに自分に負荷をかけないで、楽しいと思うことだけをしたら?」
ってもう1人の自分が言ってるんだけどね。
楽しいことだけをするのもいいけど、大っ嫌いなアイロンがけを終えたときの爽快感、私、結構好きなのよ。アレは一体なんなのだろう?

