さらに数日後、インターフォンの充電ケーブルが食いちぎられていた。ホントに敵もさる者、手ごわいなあ。母は92歳の年齢がそうさせるのか

「いたずらっ子だねえ」

と達観している。


 ただ、キッチンにある乾物などの食料はすべて廃棄した。捨てることの苦手な92歳だが、口に入れるものには常に細心の注意を払う。今後はすべて冷蔵の必要がないものでも冷蔵庫に入れることにする、と。


 密閉型の容器、これらは母の力では開閉が難しい。92歳ってこうなのか、と思うこと多い。醤油などの調味料のボトル、パチンとする蓋も閉められても開けられない。便利なこと、清潔に保つことを突き詰めていくとそれは高齢者には難しいことになると、気付く。

 

もうね、泣きたくなった😖

 

 明らかにフンは減っている。殺鼠剤効果?ここ数日は見ない。が、油断はできない。

 

 暑くなってきたし、エアコンを入れてみた。掃除は妹がやってくれたと言う。

 

 ハイ、居間のエアコン、電源が入りませ-ん。

 

 焦る私をよそに、母は扇風機だけで平気だと言う。いやいや、そういう問題じゃない。これからも暑さはさらに アップすると聞いているし、 故障させたままはいけない。

 

 どうしたらいいの?よく築100年、とか古い木造家屋とかお聞きするけれど、みなさんどうなさっているの?実家は築50年でこれです。よそ様はよほど上手に住まわれているってことでしょうか。

 

 再び電気屋さんに連絡を入れる。過去に何度もお世話になっている工事屋さんなので、私はラインを繋げていただいている。写真などもすぐに送れるから助かっている。

「まず、コンセントまで電気がきているか、スマホなどで確認できますか?」

とのライン。

 

 えっ?スマホでそんな確認ができるの?スマホをコンセントに近づけると知らせてくれるとか?そんなアプリがあるわけ?調べたら、何のことはない、充電してみれば確かめられるのだ。自分の頭、どうなってるのか、こんなことにも気付かないなんて。


 そして、やってみたけれど、充電はできなかった。あぁ、やっぱり天井裏でネズミが電線をかじったのか?エアコンを新しく買い替えてもダメってことだ。益々不安になった。


「電源、きていません」

「では、延長コードなどを使って、別のコンセントから電気、とれますか?」

電気屋さんも忙しいのに、すぐにラインで応対してくっださる。ありがたいことだ。

 

 ん、ん?待てよ!コードをたどってみると天井裏ではなく部屋壁を伝って、別のコンセントに繋がっている気がする‥‥‥。そして、そのプラグ、はい、抜かれていました。

 

 母は、使わないプラグをすぐに抜きたがる。電話、テレビなど日常で使うものはそのままにしているが、エアコンや扇風機など、季節ものはしばらく使わなかったりするので、抜いてしまう。

 

 それにしても、こんな基本的な単純なことに、なぜ私は気づかなかったのか、自分が情けなくなった。妹に

「エアコンを買い換えなくちゃダメかなぁ?」

なんて言ってしまった。ネズミのいたずらに翻弄されてしまった。頭にそのことしか入ってなかったみたい。

「絶対に奴らの仕業に違いない」

って。思い込みって恐ろしい。

 

 さて、ネズミ問題はいつ解決するのやら。ちょっと落ち着いている気もするし、そろそろ夫に頼んで、友人に今後の相談をしてもらおうかな……。

 

 一旦終わります