結婚した時に母親が持たせてくれた包丁が、日本橋にある老舗店のものだと知り、そのお手入れをお願いに行った。
その日、一人で出かけた私は、その自分の方向音痴さを改めて知ることとなった。などと言うと偉そうに聞こえるが、まあぁ、情けなくなるほど、私は地理感覚?が弱い。例えば、大通りに面した間口の広い土産物店などに入ってあれこれ覗き、さあ店を出ると自分がどちらから来たか、わからない。
駅から数分の目的地、何とかたどり着けども帰りには、来た道がわからない。
最近はスマホが案内してくれるというけれど、その使い方も把握できていないから、私には無理。スマホをくるくる回して、一体自分がどちらに向いているのかわからなくなる。くるくる回すとスマホは頭いいから動いちゃう。その昔、紙の地図を回したけれど、その方がわかりやすかったかも。大きいしね。スマホだと拡大したり縮小したり、ああ、私には使いこなせない。
はい、その日も調べていったはずなのに、最短時間では行かれなかった。路線乗り換えではひたすらキョロキョロと案内板を見る。それだけが頼り。周りの人々、歩くスピードが速すぎて、お声かけるのも申し訳ない。
地下鉄って同じ駅の名なのに、別路線では一駅分くらい歩いて、騙されているかのよう。「三越前」駅に着いてからも調べてきた番号出口から出たのに、1周歩き回った。「コレド室町」って1・2・3とあるなんて知らなかった。
いつだったか、
「キョロキョロしている人はお上りさんではない。本当のお上りさんはキョロキョロしたくないから丹念に都会の目的地を調べてくる」
という話を聞いたことがある。それが私のこの行動に拍車をかけているんだな。一応東京生まれ東京育ち。堂々とキョロキョロする。あ、年齢かもね。
さて、お手入れをしていただいた包丁、すっかりよみがえった。嬉しかった‥‥‥って、何の話をしたんだ?今日のブログは?
タイトルとは全く別のお話で終わります。失礼しました。
新規購入したかのように、箱に入れられ、厳かに包まれてやってきた![]()
トマトも切れ味最高![]()




