登山2日目 午前2時半過ぎ
山小屋にてガイドと合流し、あふれんばかりの星空の下、登頂開始。
日本で買ったヘッドライトはこの登頂のためです。
ただただ真っ暗の中、自分の、そして見知らぬ誰かのヘッドライトを頼りに道を進みます。登山口では熱帯感のあったキナバル山も標高とともに徐々に森林限界に近づいてきます。
標高差800Mを2時間半で登るプラン。
細い道は基本的に渋滞しているので、抜くことも抜かされることもありません。
富士山を超えた3800M付近になると友人は呼吸するときにちょっと肋骨が痛い、酸素が足りない感覚があると言ってました。
私と夫は高山病らしき症状は現れませんでした。私は水泳が、夫はランニングが、有酸素運動として準備になっていたのかもしれません。今思うと、お荷物感があった私に高山病の症状が現れなかったのは、苦行中の幸いでした。
高山病は基本的には体質や生活習慣由来で、登山経験と比例するものではないというのが私の認識です。
高山病の予防については、現地コタキナバルの薬局で薬(ダイアモックス)を購入し、前日から1日2回服用しています。
友人は別の薬局で買って8粒、私と夫は一人6粒の処方でしたので、処方量と服用タイミングの指示が場所によって異なります。
1粒が250mgですが、日本では予防にはその半量125mg、症状に対する治療には250mgの服用が一般的と購入後に分かったので、私はそれを信じて、現地薬剤師の指示の半量しか飲みませんでした。
高山病にはならなくても、ただ暗闇の中登り続けること1時間半が過ぎた頃、初心者的には一番の難所に思えるロープワークがここで登場します。
ようは単純に斜面をロープで登っていくということなんですが、人生において初めてのこと(ロープを伝いながら登る)を真っ暗闇の富士山超の標高でやることの精神的恐怖。
写真???
そんなのとっている心の余裕は初心者には皆無です。心を無にして、進むだけです。
そして空の向こうが白み始める中、徐々に頂上が近づいてきます。
友人が撮った素敵な動画。
なんとかご来光に間に合った私たち。
私たちが登頂した日は風もなく、日も出て、天候にはかなり恵まれたと思います。ありがたや。
その後、ガイドの指示に従い、まずは頂上写真撮影の列に並び、頂上での撮影の後、写真タイム。
私は既に疲労困憊で、写真はすべて友人と夫に任せました。
頂上付近でしばし互いの健闘を祝い、また山小屋まで800Mの標高を下ります。
明るくなったらなったで別の意味で怖いロープ斜面。夫はガイドの真似をしてロープを使わなかったら、最後滑りこけてました。調子に乗りすぎです。
とにもかくにも8時半手前に山小屋に戻り、そこでまた朝ご飯を少し食べ、9時半に登山口を目指して下山を開始しました。
また荷物はガイドさんに預けて必要なものだけを背負って降りていきます。
まさかここからが本当の試練とは思わずに。。。
続く。。




