女の子たちの「ボク」呼び文化 | 東京ブレイズ二代目社長のつぶやきブログ

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世間ではあまり知られていない「ろう付」を生業に、日本の科学技術の下支えに本気で取り組んでいる、中小企業の2代目社長が日頃思った中小企業経営やろう付技術と業界、その他さまざまなことについてつぶやきます。

最近の女の子で自分のことを「ボク」と呼ぶ子が増えていると言います。実際に自分の下の娘も小学校低学年の時に自分のことを「ボク」と呼んでいました。最近では「うち」に変わってきています。

 

言語学の先生曰く、男の子が名前呼びから「ボク」になり「オレ」「わたし」になっていくのに対して、女の子は名前呼びから一足飛びに「わたし」に飛躍する感覚があるらしいので、少女らしい自分を表現するにはどうするか、という問いの答えとして「ボク」や「うち」を使うそうなのです。

 

自分を表す言葉を「自称詞」と言いますが、大人が思う以上に子どもにとって自称詞は自分を表現する大切な言葉です。現代では「女子はわたしで、男子はボク」が学校教育の規範になっていて子どもは小学校に入ると認識しますが、「わたし」は大人でも使うし、フォーマルな場面では男性も使うので、少年性の強い「ボク」に比べて子どもらしさがありません。

 

男の子が名前呼びから「ボク」になり「オレ」「わたし」になっていくのに対して、女の子は名前呼びから一足飛びに「わたし」に飛躍する感覚があるのだと思います。では少女らしい自分を表現するにはどうするか、という問いの答えとして、「ボク」や関西圏の「うち」を借りてくるわけです。

 

しかも、日本人の自己は絶対的でなく相対的。英語の一人称が「I」一つなのに対して、日本語にはたくさんの人称詞があります。日本の子どもは5歳児ですでに男女とも、話す相手、話題、場面で人称詞を使い分けています。親に「〇〇(名前)ちゃん」を使っていても友達には「ボク」を使っているのが典型例ですね。

 

また、子どもはとても敏感なので、アニメやSNSで表されているアイデンティティに共感して、その自称詞を自分も使ってみたいと考え、それが流行を生むこともよくあります。あるいはグループメンバーシップといって、自分が友人のグループに属しているという印のようなものとして自称詞を合わせることもあります。

 

娘が自分をボクと言うのを「ボク」と言うのを聞いていて、最初は何か違和感がありましたが自然に直るだろうと深く考えていませんでした。ところが、どうやらそうでもないそうです。「わたし」を使うことに対して「どうしても言いたくない」と強い違和感や嫌悪感がある人もいるのだそうです。

 

現実には社会規範があるのが難しいところです。現実的には、年齢を経ると「大人なのに」と批判されやすくなり、「わたし」に変える人が多いというのが実情でしょう。

 

たかが呼び名、されど呼び名。まさか子どものこんなことにまで気を使わなければならないとは思ってもいませんでした。子どもがその自称詞で何を表現しているのかよく観察してみて、使い分けるよう促すべきかをよく考えてあげないと行けませんね。