日本とドイツのワークライフバランスの考え方 | 東京ブレイズ二代目社長のつぶやきブログ

東京ブレイズ二代目社長のつぶやきブログ

世間ではあまり知られていない「ろう付」を生業に、日本の科学技術の下支えに本気で取り組んでいる、中小企業の2代目社長が日頃思った中小企業経営やろう付技術と業界、その他さまざまなことについてつぶやきます。

ドイツの友人と付き合っていて、前から思っていたことがあります。ドイツの友人達は、夏休みにバケーションで2~3週間の連続休暇を取るのが普通です。正直、なんでそんなに休めるのかな、大企業に勤めているからなのかな、と思ってしまいます。

 

2023年の名目GDP(ドル建て)で日本はドイツに抜かれ世界4位に転落しました。その主な要因は、大幅な円安、ドイツの深刻なインフレ(物価上昇)、そして日本の長期的な低成長と言われています。そして、日本は世界的にも労働生産性が低いと言われています。

 

ドイツってそんなに労働生産性が高くて日本は本当に低いのか。しかし、実際に労働現場を見ていても日本人だって真面目に頑張って働くし、生産性だって決して低くは見えません。

 

しかし、働くことに対する考え方に大きな違いがあることに気付きました。ドイツの働き方は、少ない労働時間で高い生産性を上げる「休むために働く」スタイルです。そして労働生産性の向上は「付加価値」の向上だと理解しています。そのためドイツ人は常に効率を追求し、仕事は時間内に終わらせてプライベートを重視します。そして休日はリフレッシュに注力し、成果を出すための基盤としています。

 

また、ドイツで残業するというイメージは日本よりもはるかに悪く、残業時間が多い社員は無能と見なされることもあります。仕事の能率が悪く、むだやミスが多いので、労働時間が長くなると考えられるのです。つまり、ドイツの企業で優秀と見なされるのは、残業をせずに短い労働時間で、具体的な成果を生み出す社員なのです。

 

かつての日本では、夜遅くまで残業をしている社員は、上司が「熱心でやる気のある社員だ」と前向きに評価することもありました。しかしドイツには、そのような上司は滅多にいません。残業時間が多いことを会社への忠誠心の証と考える人はほぼいないのです。

 

そのため、ドイツ人にとっては長期休暇や有給休暇を取ることは、しっかり働いて成果を出した対価として当たり前の権利になります。結果、有給休暇は一般的に年間30日(週5日勤務の場合)あり、ほぼ全員が消化します。夏には2〜3週間の連続休暇を取るのが普通です。

 

国民性の違いもあり歴史も違うので、ドイツのすべてが優れているとは思いませんが、日本もドイツをお手本にすることはたくさんあると思います。それは、会社側もそうですが、労働者側の意識改革も必要だと思います。

 

弊社は残念ながらそれほど休日数も多くないですし、有給休暇取得率もまだまだです。でも、将来的にはドイツに負けないくらい労働生産性を上げ、社員にはたっぷりと休暇を取ってもらえるようにしたいと思います。