目的と目標 | 東京ブレイズ二代目社長のつぶやきブログ

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世間ではあまり知られていない「ろう付」を生業に、日本の科学技術の下支えに本気で取り組んでいる、中小企業の2代目社長が日頃思った中小企業経営やろう付技術と業界、その他さまざまなことについてつぶやきます。

最近、経営者団体や経営者仲間同士で「目的と目標」について議論することが多くあります。その時、以前に見たテレビ番組を思い出して、録画した内容を見直す機会になりました。

 

今回のWBCは残念ながらベスト8で敗退してしまいましたが、その前2023年のWBCは日本がアメリカを倒して優勝し、大いに盛り上がりました。その時の侍ジャパンのコーチだった白井さんが話していたことです。

 

2023年の侍ジャパンは本当に強かったそうです。そして、チームが組織として一丸となっていて、目的と目標が共有されていたというのです。さて、2023年の侍ジャパンのWBCでの目的は何だったのでしょうか?

 

それは、WBCで優勝することではありません。WBCを通して、野球の面白さや醍醐味を日本の皆さん、特に子供たちに伝えることだったのだそうです。そして、その目的を達成するための目標がWBC優勝だったのです。

 

それを証拠に、ヌートバー選手がボテボテのゴロを打った時に、普通はアウトになるのでゆっくり一塁まで走るところを、彼は全力で駆け抜けました。そして相手のミスもあり、結果一塁セーフになったのです。

 

当初、彼の知名度は低かったのですが、それでもバリバリのメジャーリーガーです。その彼が全力でプレーしている姿をみて、チームメイトはもちろんのこと、野球少年たちはそのプレーに夢中になりました。その後の彼の活躍と人気は皆さんもご存じの通りです。

 

自分はハッとしました。そうだったのか、WBCの侍ジャパンの目的は優勝ではないんだ。恐らく今年の侍ジャパンも同じだったと思います。それを考えると、目標の優勝には届きませんでしたが、目的にはしっかりと進んでいたように思えてきました。

 

そして、組織が同じ方向に動くためには、組織の構成員が同じ考えを持って行動しなければ、ちゃんとした運営ができないのだと改めて思いました。良く「同じベクトル」と言いますが、それは正に「目的と目標」なのだと思います。

 

さて、そうなると会社にとっての“目的”とは何なのか。「人を大切にする経営学会」では、坂本光司先生が5人の人を幸せにすることが経営の目的だとおっしゃっています。その5人とは、①社員とその家族、②社外社員(取引先、協力企業等)とその家族、③従来顧客と将来顧客、④地域住民、とりわけ障がい者等社会的弱者、⑤株主・支援機関等です。

 

そして“目標”が、その目的を達成するための売上や利益なのではないでしょうか。しかし、売上や利益が目的になっている企業が残念ながら多く存在します。自社では、その「目的と目標」を明確にし、社員が幸せになれるような経営を目指して、日々精進して行きます。