今年始めたことがあります。涼しくなってきたのでこれからは出番がなくなると思いますが、それは日傘です。以前は「男性が日傘なんて…」という固定観念にとらわれていましたし、「日傘=女性のもの」というイメージが強く、最初は少し気恥ずかしさもあり、人目が気になりました。しかし妻に言われて一度使ってみましたが、使ってみるとその快適さに驚かされました。
真夏の炎天下の中を歩くとき、日傘をさしている自分とさしていない人たちの違いは歴然です。日傘をさすだけで、頭上から降り注ぐ強烈な日差しが遮られ、体感温度がぐっと下がります。アスファルトからの照り返しも和らぎ、汗もダラダラと流れにくくなり、外出が本当に楽になりました。
最近では、デザインもシンプルでスタイリッシュなものが増え、街中で日傘をさしている男性をよく見かけるようになりました。日傘は、もはや女性だけのものではありません。最も重要なのは、熱中症対策としての効果です。環境省の熱中症予防情報サイトでも、日傘の使用が推奨されています。直射日光を避けることで、体温の上昇を抑え、熱中症リスクを大幅に下げることができます。
また、意外と見過ごされがちなのが紫外線対策です。男性も女性と同様に紫外線の影響を受けます。シミやシワの原因になるだけでなく、深刻な皮膚疾患のリスクを高めることもあります。日傘は帽子や日焼け止めと組み合わせることで、より効果的に紫外線をカットし、未来の自分の肌を守るための「自己投資」と言えるでしょう。
さて、自分的にはもう一つ別の利点があります。日傘のデザインはコンパクト、軽量化をうたっている製品が多く、晴雨兼用がほとんどです。以前の外出時には、朝の天気予報で雨が降りそうなときは折り畳みの傘をもって行きましたが、今は日傘が晴雨兼用でコンパクトなので入れっぱなしです。そもそも、雨用の折り畳み傘でもそれほどしっかりとして大きいものは不要で、一時的に雨をしのげればそれで良かったのです。
昨今の気候変動で、夏の暑さと日差しの強さは異常なほど強くなっています。外出時の日傘だけではなく、家のベランダでの日よけや車のサンシェードも必須です。人間の生活に必要不可欠な太陽光ですが、最近では悪影響も出てきてしまいました。それでも上手に付き合って生きて行かなければなりません。これからも色々な工夫をしないと行けませんね。