黒潮大蛇行の終息 | 東京ブレイズ二代目社長のつぶやきブログ

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長らく日本の気候に影響を与えてきた「黒潮大蛇行」がついに終息したと気象庁が発表しました。今回はこの大規模な海洋現象がもたらした影響と、今後の気候の行方について調べてみました。

 

そもそも黒潮大蛇行とは、日本の南の太平洋を流れる黒潮が大きくS字状に蛇行する現象です。この現象は数年から10年以上にわたって続くことがあり、日本の気候に大きな影響を与えてきました。

 

今回の黒潮大蛇行は、2017年から約8年間も継続しました。この間、日本各地で様々な気候変動が見られました。

 

大蛇行によって、本州の南岸から離れた場所に冷たい海水(沿岸湧昇)が湧き上がりました。これにより、特に近畿地方や東海地方では、夏に冷たい空気が流れ込みやすくなり、気温が低くなる傾向が見られました。例えば、猛暑が続く年でも、この地域では比較的涼しい夏を経験することがありました。

 

一方、大蛇行によって形成された冷水域は、冬の天気にも影響を及ぼしました。大陸からの季節風がこの冷水域を通過する際に冷やされ、上空の気圧配置と組み合わさることで、日本の南岸で発達した低気圧(南岸低気圧)が発生しやすくなりました。これにより、太平洋側の地域で大雪が降る原因となることがありました。2018年に首都圏を襲った大雪も、この影響が一部にあると指摘されています。

 

気象庁の発表によると、今回の黒潮大蛇行は終息し、黒潮の流れは元のまっすぐな状態に戻りつつあります。これにより、私たちの生活にどのような変化が訪れるのでしょうか。

 

黒潮の流れが元に戻ることで、沿岸に湧き上がっていた冷水域が消滅します。これにより、これまで冷たい風が吹き込んでいた近畿や東海地方では、夏の気温が平年並み、もしくはそれ以上に高くなる可能性があります。猛暑の傾向が強まることが予想されるため、熱中症対策がより一層重要になります。

 

また、冬には南岸低気圧が発生しにくくなるため、太平洋側での大雪のリスクが減ると期待されます。しかし、気象現象は複雑であり、これだけで全ての天候が決まるわけではありません。今後も最新の気象情報を確認することが大切です。

 

今回の黒潮大蛇行の終息は、日本の気候が新たな局面を迎えるサインかもしれません。近年、日本近海でサンマが取れなくなったり、逆にカツオが良くとれていたり、私たちの食生活にも大きな影響がありました。私たちは、この自然の大きな変化に適応しながら、これからも安全で快適な生活を送るための備えを続けていく必要がありますね。

 

アオダイショウのイラスト