他人は自分を映す鏡 | 東京ブレイズ二代目社長のつぶやきブログ

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世間ではあまり知られていない「ろう付」を生業に、日本の科学技術の下支えに本気で取り組んでいる、中小企業の2代目社長が日頃思った中小企業経営やろう付技術と業界、その他さまざまなことについてつぶやきます。

先日会社の幹部社員と話していて、部下や他部署の若手社員で「あの子はいつも明るく元気よく挨拶するね」とか「あの子はいつも下を向きがちで挨拶をしないよね」なんてことが話題になりました。もちろん人それぞれの性格などあるのでしょうが、その幹部社員はなかなか挨拶をしてくれない若手社員に対して、こちらから意図的に、積極的に挨拶をするのだそうです。

 

その幹部社員は、相手に対して「あの人はいつも挨拶をしてくれないな」と思ったりとすると、それは自分が相手に挨拶をしていないから相手もそのように接しているのではないかと考えているのです。そのことを実感して、そうならないように行動しているのだと感心しました。

 

「他人は自分を映す鏡」だと言います。意味するところは単純で、鏡に映った自分の姿は、自分の行動に連動して変化する。自分が右に動けば鏡の自分も同じ方向に動くし、自分が笑えば鏡の向こうにいる自分も笑う。

 

自分が相手に笑いかければ、相手も自分に微笑む。

自分が相手を労えば、相手も自分のことを労ってくれる。

自分が相手に優しくすれば、相手もまた自分が困っているときに優しくしてくれる。

 

逆もまた然りです。挨拶してこない人には挨拶したくないし、嫌なことを言ってくるヤツには嫌な言葉を言いたくなりますよね。

 

ここから得られる学びは、「人間関係を良くするには、まず自分から行動しよう」ということです。相手からほめてもらえたり、優しくしてもらえたりしたら嬉しいですが、それは待っているよりまず自分からしてしまった方が圧倒的に効果的なのです。

 

「親は子の鏡(鑑)」も同じことですよね。親がおしゃべりな家庭の子どもはおしゃべりです。親が明るく活発な家庭の子どもは、同じように明るく活発になります。逆もあります。親がいつも下を向いて暗い家庭の子どもは、何事にもネガティブで暗い子どもになってしまいます。

 

会社も同じだと思います。会社はトップ、社長で変わると言います。社長がいつでも前向きで明るい会社は、社員も前向きに仕事に取り組めますし、自然と士気が上がって良い方向に向きます。ところが、社長がいつもイライラしていたり社員の愚痴ばかり言っているような会社は、社員も会社や社長に対して愚痴が多く、仕事も前向きに取り組めません。

 

世の中のあらゆるところに鏡があるのでしょう。それはすべて自分を映している鏡なのです。なので、自分に降りかかる全ての事はすべて自分が招いている。そのことを常に自覚して、自分磨きをすることが人生を豊かにするのだと思います。

 

挨拶をする大人と子供のイラスト