日本のエネルギー | 東京ブレイズ二代目社長のつぶやきブログ

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世間ではあまり知られていない「ろう付」を生業に、日本の科学技術の下支えに本気で取り組んでいる、中小企業の2代目社長が日頃思った中小企業経営やろう付技術と業界、その他さまざまなことについてつぶやきます。

日本は資源国ではないので、石油や

天然ガスを海外から購入しなければ

なりません。

 

天然ガスというと、世界的なエネルギー

危機に際して、先月以下のような

驚くべき報道がありました。

「米国財務省がサハリン2から日本への

原油輸送を2023年9月30日まで許可」

 

枝葉をそぎ落とし簡潔に説明すると、

「サハリン2」はロシア国営企業が

主導運営する石油・天然ガスの

開発プロジェクトで、日本へ輸入という

日本政府のエネルギー政策にも米国の

「許可」が必要なんだと、また公に

報道されることにも驚きました。

 

今年は、サウジアラビア原油の中国通貨の

元建て決済や、ガーナの原油輸入へ

金(gold)での支払い、世界中の中央銀行が

リーマンショック以来の金の大量買い越し、

米国の石油戦略的備蓄の大量放出

(1980年オイルショック時の備蓄量に減少)、

米国連邦議会の金本位制回帰の法案提出、

ロシア通貨ルーブルを金と固定化など、

「原油」と「金」に関する驚くべき

報道が多いですね。

 

ところで千葉県茂原市は、天然ガス生産量

日本一の資源都市で関係企業が多数あります。

「南関東ガス田」が千葉県ほぼ全域と隣接3県、

神奈川県一部に埋蔵されていています。

可採埋蔵量は約600年分(現在の年間生産量)と

日本一の埋蔵量になります。

 

南関東ガス田からの採取は水溶性ガスなので

地下水を汲み上げる形ですが、「戦後」に

地盤沈下を理由に禁止されました。

しかし、汲み上げた地下水を捨てていたら

地盤沈下を起こすのは当たり前であり、

圧力をかけてその水を再び地下へと

戻せばいいという主張もあるようです。

 

昨今のエネルギー需給問題を背景に、

技術的にも政治的にも採取可能になれば

茂原市はゴールドラッシュになるかもしれません。

自分は日本には資源がないと思っていましたが

実際は違うのかも知れません。どちらにしても

自国でエネルギー生産できれば日本は

もっと豊かになっていいなと思いました。