ケンサキイカはロングステイが良い!というアングラーもいます(^^)
果たしてそうなのか?
イカメタル全般に言えることですが、全ては状況次第だと私は考えています。
こうしたその日の傾向みたいなことは、その日ではなくてその時間、その瞬間で違ってきます(^^)
全ては掛けた後から付いてくるもので、こうしたから釣れたのではなくて結果としてこうしたら釣れた程度の捉え方をしています。
甚だしいと毎回、釣れ方が違うこともある訳ですから、1つのパターンに固執するのはかえってマイナスになりかねません。
ただ、こんなパターンでも釣れたとか、アタリが出るパターンはたくさん押さえておくことはとても有効だと思います。
昨晩の後半、ケンサキイカは広範囲に散っていて、5〜30m.のレンジで幅広くアタリが出ていました。しかし密度はそれほど濃いわけでは無く散らばったイカからスッテに反応しやすいイカを探して掛けていくのが有効でした。
ケンサキイカはヤリイカと比べれば、とてもアグレッシブで行動的なイカです。積極的に動き回りレンジの変動も多いイカというのが私の印象です。
幅広いレンジに散らばったイカを速く効率よく探してスッテに興味を持たしてバイトに導くには、やはり速い釣りが有効です。
クレージーオーシャンの太田さんが提唱したメタルティップランはケンサキやスルメイカのように動き回るイカを素早くバイトに持ち込むにはとても有効な釣法です。この釣りのキモはスッテの素早い動きとその後のビタ止め。オーシャンスピアなどの極ティップアクションのロッドでアクションの反動を無くしてピタッと止めのアクションが入るとその瞬間に触腕をリアクションで伸ばしてきます。
この釣りを石川県塩屋のナブラ丸谷口船長に釣りを見せていただいて、その威力にただ目を丸くしてビックリしました。
とにかく速い、手返しが良い、とても理にかなっている釣りだと拝見しました(^^)
こうした釣りのエッセンスを盛り込めばリアクションバイトも多く取れるようになります。昨晩もこの釣りは効果的でしたね。
私の使用ロッドはショートウキウキのエクスチューン511GSでしたが、ティップを殺してリールの巻きで素早くレンジ移動、イカの気配があれば止めて抱かせにいく。
なければ船下5mまで誘い上げてロングステイで誘いイカの気配無ければ、回収してロングピッチで飛ばして30mでカーブフォール、リグが落ち着いたらシェイクして、乗らなければ5m刻みで高速巻きからのストップ、イカを刺激してちょっかい出してくるイカを探していきました。こうした釣りをやってるアングラーは多くないですが、実はこの高速巻きからのピタッ止めはよく釣れるので試してみてくださいね。