イカメタルゲームの一連の動作は
①まずイカの居るレンジを特定する
②イカを誘うロッド操作
③イカのアタリを見極めて掛ける
この3つのアクションのうち、どれが欠けても上手くいかないものです。
①が決まれば、②と③に神経を集中することができるので釣りが楽に展開できるようになりますね。
でも、イカのレンジはあちこち変わります。
例えば、鯖や青物が寄るとサッと沈んだり、特にケンサキイカは上下の動きが速くてベイトを追って良く動き回ります。
逆にヤリイカはボトムベッタリやチョイ浮なパターンの方が多いものですが、これも状況次第では中層に留まることもよくあります。
スルメイカも素早く動き回ることが多いですね(^^)
居場所がわかれば、②③
タナがボケてきたな!と感じたら①から再構築する。
では①のイカのタナを押さえる決め手は何か?
もちろんそのレンジで釣れることが最終的な判断に繋がりますが、より速いのはそのレンジにいるイカの気配をいかに掴めるか?です(^^)
このイカの気配というのは、もちろん目でイカが目視できることもありますが、そのほとんどは感覚で掴むものです。
ロッドティップに現れる揺れが1番分かりやすいと思います。「ティップの揺れ」は間違いなくスッテやリグの周りにイカが居て近いたり離れたりしてリグが揺れる現象です。慣れないとなかなか分からないかと思いますが、慣れれば次第にわかるようになります。
キモはロッドティップを止めた時にフワフワとティップに現れる揺れを捉えられるか?です。
ティップを止めてアタリを待つ時に明らかに波の揺れや風のなびきとは違った穂先の落ち着きのなさが出る時はリグの周りにイカが居る時です。
凪の良い時にロッドを置き竿にして観察すると良く分かります。
波の上下とは違う違和感を観察できるはずです。
居るのがわかれば、後は誘って焦らして抱かせるだけ(^^)
この気配を分からずにいつまでもタナ探しに時間を掛けるのは勿体無い話です。
ん?おかしいなと思ったら、レンジを固定してしばらく誘いに集中してやってみるのも良いですね。